金メダル候補・梶原 “紅一点”のレースで善戦の4位

[ 2020年9月7日 05:30 ]

岐阜のロード大会「平田クリテリウム」に参加したトラック五輪代表の梶原(左)と橋本
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 東京五輪の自転車トラック女子オムニアム代表で金メダル候補の梶原悠未(23=筑波大院)が6日、岐阜県海津市のロードレース大会「平田クリテリウム」に出場し、24選手が31・5キロで競う最上級カテゴリーで唯一の女性として4位に食い込んだ。「速い選手にもまれ、もっと強くなろうというモチベーションが上がった」と語った。

 レースには男子オムニアム代表の橋本英也(26=日本競輪選手会)も参加し、トラック男女五輪代表が競演。「けん制やアタックなど女子のレースでは起こらない展開が短い展開でたくさんあった」と分析してみせ、強度の高いレースで実戦感覚を磨いた手応えを口にした。

 前日出場したロード大会は途中棄権と消化不良だった。この日は14・7キロで競う中級カテゴリーにも参加し、男子を抑えて優勝。「いい経験ができたので五輪に生かしたい」。11月4日から群馬で開催されるトラックの全日本選手権に向け、準備を進めていく。


 《男子五輪代表橋本が優勝》終盤でスパートをかけた橋本が優勝を果たした。地元の岐阜で行われるローカル大会には以前から出場しており「重要なレースというよりトレーニング。ベストコンディションではなかったけど優勝できて良かった」と汗を拭った。コロナ禍で国際大会も中止され、オムニアムの実戦機会が失われているが、影響については「ないです。(状況は)みんな一緒じゃないですかね」と語った。

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2020年9月7日のニュース