錦織　全米オープン出場断念　コロナ感染3度目検査陰性も「賢明ではない」

テニスの錦織圭
Photo By スポニチ

　男子テニスの錦織圭（30＝日清食品）は26日、自身の公式アプリで全米オープン（31日開幕、ニューヨーク）を欠場すると発表した。新型コロナウイルスに感染し、3度目となる検査で陰性となったが「このような長い休みの後で、完全に準備できるまで5セットマッチの大会で復帰するのは賢明ではない。全米オープンが大好きで、素晴らしい思い出もあるので残念」とつづった。

　発熱などの症状が出たため、16日に練習拠点を置く米フロリダ州で検査を受け、陽性と判定された。全米の前哨戦として22日に開幕したウエスタン・アンド・サザン・オープンを欠場。自主隔離を続けたが21日の再検査でも陽性が確認された。昨年10月に右肘を手術し、昨年の全米を最後に約1年も公式戦から遠ざかる。今後はジェネラリ・オープン（9月8日開幕、オーストリア・キッツビューエル）での復帰を目指す。同大会は4大大会の全仏（同27日開幕、パリ）に向けたクレーコートの今季初戦となる。