羽生結弦、4回転半を練習「大事にしなきゃいけないものは、やっぱりアクセル」

[ 2020年8月25日 17:40 ]

<フィギュア全日本選手権最終日>男子フリースケーティング(FS)に向けての練習で、額にエッジカバーをあてる羽生結弦(2019年12月12日撮影)
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 フィギュアスケート男子で14年ソチ、18年平昌と五輪連覇の羽生結弦(25=ANA)が25日、日本テレビの報道番組「news every.」にリモート収録で出演した。

 いまだ世界で猛威を振るう新型コロナウイルス。感染拡大を実感したのは今年2月、ジュニア&シニアの主要国際大会を完全制覇する“スーパースラム”を達成した四大陸選手権(韓国・ソウル)だったという。「体温を測って(会場に)入ったりとか、みんなマスクしていなきゃいけなかったりとか。かなり重々しい空気もありましたし、これは本当に大変なことなんだなっていうのをずっと感じながら試合をやっていたので」と振り返った。

 3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)は中止に。「世界選手権がなくなった時は、モチベーションの喪失感みたいなのも、もちろんありましたし、逆にホっとしたという気持ちもすごくありましたし。試合に出るのも怖かったんですよ、あの時は」と当時の心境を打ち明けた。

 細心の注意を払いながら、練習に臨んでいる。「何するにしても、あ、これ大丈夫かな、とか、あれ大丈夫かな、っていうことを常に脳裏にちらついているっていうか。練習にしっかり集中できないっていうのはありますね。スケート入る時にエッジケース外しておでこにつける。ああいうのも結局、もう床にすごい触れちゃっているので、すごい気をつけたりとかもしなきゃなと思ったりとか。この状況下の中では怖いと思う」と話した。

 変化を求められる日々の中で、羽生はクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)の習得を目指して前進している。「自分が一番、今スケートをやっていて大事にしなきゃいけないものは、やっぱりアクセルだなって思っていますし、ある意味、この時間は原点に帰って、今まで自分が多くの先生に習ってきたことを考え直しながら練習できる時間にはなっているかなと思います」。原点回帰で人類初の大技成功を見据える。

 新シーズンについて「本当に始まるのかな、始まらないのかなっていう気持ちもなくはないですし」と正直な胸の内を明かすが、全力で舞い、全力で表現するために準備を進める。「早くみなさんの前で思い切って、本当に、少しの不安もなく、少しの心配もなく、自由に演技して、自由に声を出して、自由に笑える、自由に泣ける、そんな日が来ることを願っています」と締めくくった。

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