長期活動禁止の「罰」は誰のためにもならない コロナ禍の天理大ラグビー部にスムーズな活動再開を

[ 2020年8月19日 05:30 ]

新たに29人の新型コロナウイルス陽性が確認された天理大ラグビー部
Photo By スポニチ

 【記者の目】コロナを憎んでも、チームや人を憎むべきではない。合計53人の感染者を出した天理大ラグビー部は、寮生活の対策が甘かったものの、感染の地雷は町中に埋まり、明日は我が身である。

 寮内でのマスク不着用、食事中の会話の許容など以外にも原因があるなら、天理大はそれを公にし、第二、第三の発生をなくすことが大事だ。部はしかるべき期間休めば、世の中の人がそうであるように、感染防止を徹底した上で、スムーズに活動を再開すべきである。

 春には、学生が感染を広げて世間から大バッシングを受けたことで、クラブ活動を長期間禁止にした大学もあった。心情は理解できる。ただ、世の小中高校は授業を再開し、社会的に「ウィズコロナ」が叫ばれても、“学校ロックダウン”のような厳しく襟を正す措置が、本当に学生のためになるのかは分からなかった。

 繰り返す。誰が感染するか分からない。対策、原因究明、速やかな復帰こそ大切ではないか。世間の目を気にして、「罰」を与えるような長期間の活動禁止は、誰のためにもならない。 (ラグビー担当・倉世古 洋平)

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「NBA」特集記事

2020年8月19日のニュース