自転車五輪選考見直し…代表候補・増田、選考基準不当と仲裁申し立て

[ 2020年7月24日 05:30 ]

自転車ロードレースの大会に出場した増田成幸選手=23日、群馬県みなかみ町
Photo By 共同

 日本自転車競技連盟が東京五輪延期を受けて見直した男子ロードレースの代表選考基準は不当だとして、代表候補の増田成幸(36=宇都宮ブリッツェン)が日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てたことが23日、分かった。五輪延期による代表選考変更を巡る問題での仲裁申し立ては初めて。

 当初、連盟は5月末までの国際自転車連合ワールドツアーなどの成績に基づき、2代表を決める予定だった。しかし3月中旬に同ツアーなどが中断。これを受け5月に、ツアーが再開されれば中断によって失われたのと同じ78日の選考対象期間を設けると発表した。増田は中断時点では2番手。今後のレースのほとんどは海外で行われるため「国内を拠点とする自分は出場の準備もできない」と訴えている。

続きを表示

2020年7月24日のニュース