Bリーグ初コロナ感染 大阪の選手入院、感染ルートは先月24日食事会か

[ 2020年4月3日 05:30 ]

先月14日、島根に勝利し喜ぶ大阪の選手たち
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 バスケットボール男子のBリーグ1部(B1)大阪は2日、選手1人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。同リーグの選手では初めての感染。プライバシー保護のため、名前が公表されていない当該選手は現在、入院している。プロ野球の阪神、Jリーグの神戸、C大阪に続き、関西プロスポーツ界に感染が広がっている。

 クラブによると、当該選手に発熱やせきの症状が表れたのは3月27日。28日には熱が39・6度まで上がり、大阪府内の医療機関でインフルエンザ検査を実施した。異常は見られなかったものの、29日にもせきが残ったため、チームドクターの助言を受けて30日に大阪府内の病院で新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査を実施。1日に陽性判定を確認し、2日に入院した。

 また、24日に当該選手と別の5選手が、チーム外部の7人と計12人の会食に参加。外部のうち1人が新型コロナウイルスに感染したことが28日に判明した。チームが全選手、スタッフに自宅待機を命じたのが29日。その間に5選手と当該選手に何らかの接触があり、それが感染経路となっている可能性が高い。

 その場合、事態は予断を許さない。当該選手が30日に症状の一つとみられる嗅覚異常を訴えたのに続き、31日には別の選手にも同じ症状があった。会食の参加者は多く、今後の検査で一気に感染者が増えてもおかしくはない。

 チームの緊急事態を受け、安井直樹代表はオンラインで会見を実施。現時点で体調不良を訴えているのは、当該選手以外に、選手5人、スタッフ1人、練習場のおおきにアリーナ舞洲の関係者3人であることを明かした。27日に集まったのを最後に、自粛している活動は当面休止とし、おおきにアリーナ舞洲も閉鎖する。「チームスタッフおよび他の濃厚接触をしていたと思われる選手に(検査を)受けさせたい」と話した。関西スポーツ界で一気に拡大する「コロナ禍」。トンネルの出口は、見えてこない。

 ▽大阪の当該選手および関連選手の経過
 ☆3月24日 当該選手とは別の5選手がチーム外部の7人と計12人の会食に参加。外部のうち1人は、後に感染が発覚する。
 ☆27日 当該選手は朝の検温で37・5度の発熱を確認。その他の症状はなく、練習を休み、自宅待機に。他にも37・5度の選手1人が同じく自宅で待機。
 ☆28日 当該選手の熱が夜に39・6度まで上がる。倦怠(けんたい)感とせきの症状も見られ、大阪府内の医療機関で受診。検査結果は異常なく、経過を観察。夕方に一部他の選手が体調不良と発熱を訴える。
 ☆29日 当該選手の熱が朝、夜ともに37度台に。せきは残る。全選手とスタッフ全員が自宅待機に。
 ☆30日 当該選手は大阪府内の病院でPCR検査を実施。夜に嗅覚異常が出る。
 ☆31日 熱が下がった選手1人の嗅覚異常を確認。
 ☆4月1日 当該選手は検査の結果、陽性と診断される。

 ▽今季のBリーグ 新型コロナウイルス感染拡大の影響で2月26日に同28日から3月11日に予定した99試合を延期。3月4日に代替日程を発表し、B1のレギュラーシーズンの終了を当初予定の4月19日から5月4日にスライドし、プレーオフを短縮。3月14日に無観客でリーグを再開したが、川崎―北海道では北海道の3選手が体調不良を訴え中止となり、翌15日の千葉―宇都宮も審判の発熱で中止。感染の終息は見えず、同17日に4月1日までの95試合が中止。同27日に今季全試合の中止が決定した。

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