米経済誌フォーブスが試算 米主要スポーツ中止で経済的損失約5400億円

[ 2020年3月19日 05:30 ]

 米経済誌フォーブス(電子版)は17日、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大リーグやプロバスケットボールNBAなど主要なスポーツがこのままあと2カ月間開催されない場合、最低でも50億ドル(約5400億円)の損失になると試算した。

 損失分には入場券や会場内での物販などの売り上げ、スポンサー料やテレビの放映権が含まれている。現時点では開幕が最短でも5月中旬にずれこむ見込みの大リーグへの影響が全体の4割の20億ドル(約2160億円)と最大で、NBAが12億ドル(約1296億円)、中止となったバスケットボール男子の全米大学選手権などを主催する全米大学体育協会(NCAA)が10億ドル(約1080億円)で続く。

 夏場に差し掛かっても状況が好転しなければ、マイナスはさらに膨らむ。大リーグの公式戦が162試合の半分しか実施できず、レギュラーシーズンを中断しているNBAや北米アイスホッケーNHLが中止に追い込まれると、主要スポーツ全体で100億ドル(約1兆800億円)の損失になるとした。

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2020年3月19日のニュース