寺本明日香 アキレス腱断裂も復帰へ強い決意「誰がなんと言おうと諦めずに体操人生貫く」

[ 2020年2月10日 16:57 ]

寺本明日香
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 体操女子の第一人者で左アキレス腱を断裂して7日に手術した寺本明日香(24=ミキハウス)が10日、自身のツイッターを更新。現在の心境をつづった。

 寺本は「自分の言葉でしっかりと皆さんにお伝えします」と文書の画像を投稿、6日にアキレス腱を断裂した時の状況、即手術したことや断裂の直後は「引退」しか頭になかったこと、すぐにスタッフがリハビリの準備を行い、復帰への道筋を整えてくれ、気持ちを切り替えたことをつづった。文書の後半では「東京五輪も出れるか分かりません。でも今は誰がなんと言おうと諦めずに体操人生を貫き通そうと思っています」と決意表明し、復帰への強い気持ちを表した。

 寺本は2012年ロンドン、16年リオデジャネイロ両五輪代表で、リオでは個人総合8位、団体総合4位。エースの村上茉愛(23=日体ク)とともに近年の日本代表の中心を担ってきた。

 このツイートには「回復を待っています」「ゆっくり治してください」「焦らずに」といった励ましのコメントが寄せられた。

【寺本の投稿は以下の通り(原文ママ)】

 ニュースで知った方も多いと思いますが、しっかりと自分の言葉で今の状態、心境をうちあけます。
 2020年2月6日、味の素ナショナルトレーニングセンターでナショナル合宿中、床の蹴りで左足のアキレス腱断裂しました。2月7日に即効、手術してもらいました。
 なんの予兆もなく不意の出来事でした。切った瞬間、あー体操人生楽しかったな、もう頑張らなくていいんだって思いました。目の前にあった東京五輪の光が全く見えなくなり、現実をのみこんで諦めないと自分がおかしくなりそうでした。「もう引退です」ずっと繰り返し言ってました。「引退」その時はそれしか私の頭の中にはありませんでした。でも、周りは違った。私が引退への道に進もうとしたその線路を変えてくれました。いや、むしろ引退完全阻止w術後一日目からストレッチポールと倒立バーを差し入れて持ってきてくれて、逆算したトレーニングメニューを作ってくれる、、なんと恐ろしき鬼コーチ達 もう笑顔になっちゃいますね~笑。私の気持ちはいとも簡単にそっちに切り替わりました(笑)だから、、、私、本当は諦めずに最後まで体操やりたいんだなって分かった。なにより、皆が待っててくれてた、私より諦めてない周りの方々に胸がいっぱいになりました。
 全日本やNHK杯、初戦だったドイツW杯や東京W杯は出場できません。東京五輪も出れるか分かりません。切った瞬間は絶対引退しようと思った。でも今は誰がなんと言おうと最後まで諦めずに自分の体操人生を貫き通そうと思ってます。そして最後の大きな壁に立ち向かっていきます。あたたかく見守っていただければ幸いです。たくさんのメッセージありがとうございました。自分のペースで自分なりにコツコツと頑張ります。

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2020年2月10日のニュース