羽生結弦が「SEIMEI」確認 9日フリーで“スーパースラム達成”へ

[ 2020年2月8日 11:49 ]

フィギュアスケート四大陸選手権第3日 ( 2020年2月8日    韓国・ソウル )

<フィギュア四大陸選手権第3日>練習を終え笑顔を見せる羽生結弦(撮影・小海途 良幹)
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 7日の男子ショートプログラム(SP)で世界最高となる111・82点をマークして首位に立った羽生結弦(ANA)が、9日のフリーに向けてサブリンクで調整した。

 「バラード第1番」で「雑音なく滑り切れた。気持ちの流れみたいなものを最後の音が終わって、自分が手を下ろすまでつなげられたというのが一番、心地よかった」と振り返るSPから一夜明け、練習で「SEIMEI」を確認した。

 午前11時10分の練習開始から約6分後、6選手中1番手で「SEIMEI」を流しての滑走がスタート。冒頭のルッツは1回転で、4回転サルコーは成功。トリプルアクセルを跳んだ後に3回転フリップを決めると、トーループの4―3回転、4回転トーループを含む3連続ジャンプ、トリプルアクセル―2回転トーループも着氷した。その後、午前11時28分から本格的にルッツの調整に着手。11時41分までルッツだけを跳んだが、4回転ルッツをクリーンに降りることはなかった。

 ジュニアGPファイナル、世界ジュニア選手権、GPファイナル、世界選手権、五輪を制した黄金のキャリアの中で、四大陸は唯一、手にしていないタイトル。優勝すれば、国際オリンピック委員会(IOC)のインターネットテレビ「五輪チャンネル」が“スーパースラム”と呼ぶ快挙を男子では初めて達成する。

 フリー「SEIMEI」は9日午後3時00分にスタート。全ての世界最高得点を揃え、フィギュア史に新たな伝説を刻む。

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