都道府県対抗女子駅伝 京都、17位から大逆転V!アンカー一山力走「絶対に勝ちたかった」

[ 2020年1月13日 05:30 ]

陸上 第38回全国都道府県対抗女子駅伝 ( 2020年1月12日    京都市・たけびしスタジアム京都発着=9区間、42・195キロ )

たすきを手にジャンプをするアンカーの一山(右端)ら京都チーム(撮影・井垣 忠夫)
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 令和最初のレースは、京都が逆転で制した。8区で首位に立ち、アンカーの一山麻緒(22=ワコール)が1年前の悪夢を振り払う力走。3年ぶり17度目の優勝に導いたエースは、名古屋ウィメンズ(3月)で、東京五輪女子マラソン代表の残り1枠を狙うことを明言した。3区終了時で17位からの逆転Vは、過去最大となった。

 思いがけない一言で、一山の緊張は一気にほぐれた。「アイ・ラブ・ユーです」――。8区の瀬川藍からタスキと一緒に受け取った心。中学生の愛らしいエールを耳にして、グレーだった都大路の風景に色彩が戻った。

 「昨年はここで悔しい思いをしたので、絶対に勝ちたかった」
 東京五輪女子マラソン代表の鈴木亜由子(愛知)に2秒差をひっくり返された1年前。タイムより勝負に徹したのは、優勝の喜びを仲間に伝えたかったからだ。背後から新谷仁美(東京)がハイペースで迫っても、沿道から「30秒差」「20秒差」と声が掛かる。地元の強みも最大限に生かし、全国レベルの大会で初めてゴールテープを切った。

 「ホントにうれしい。状態が良かったので、逃げられるかな、と。いい形で、今年のスタートを切れました」

 屈辱を力に変える強さがある。勝負を懸けた昨年9月のMGC(マラソングランドチャンピオンシップ)で6位。極限まで追い込んだ分、その反動で練習に身が入らず、失意の時間は1カ月、続いた。「(残り1枠を)もういいかな、と思った時もあった」。再起へ導いたのは応援の声、そして福士加代子、安藤友香らワコールで一緒に汗を流す先輩の激励だった。

 「名古屋を走ります。今度はタイムの勝負。質の高い練習をして、(残り1枠の)可能性を目指します」

 目標が定まれば、もう迷いはない。丸亀ハーフ(2月)を助走にし、1カ月の米アルバカーキ合宿で追い込み、突破ノルマを2時間22分22秒に設定されたレースに臨む。9人で演出した下克上は、最高の予行演習だった。

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