49ersが6季ぶりにNFC決勝へ進出 ラン攻撃とディフェンスでバイキングス圧倒

[ 2020年1月12日 09:36 ]

バイキングスのWRシーレンへのパスをインターセプトした49ersのシャーマン(AP)
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 NFLプレーオフのナショナル・カンファレンス(NFC)準決勝がカリフォルニア州サンタクララで行われ、地元で第1シードの49ersが、第6シードながら1回戦で延長の末にセインツを振り切って勝ち上がってきたバイキングスに27―10(前半14―10)で快勝。6季ぶり(通算16回目)にNFC決勝進出に駒を進めた。

 49ersはリーグ2位の成績を残したラン・オフェンスを駆使。RBデビン・コールマン(26)が第2Qに1ヤード、第3Qに2ヤードを突破してバイキングスのエンドゾーンに飛び込んだ。第3Q終盤では連続12回、ラン・プレーを選択。QBジミー・ガロッポロ(28)のパス獲得は131ヤードだったが、コールマンが105ヤードを走破するなど、チームのラン獲得は186ヤードに達し、わずか21ヤードに終わったバイキングスを圧倒した。

 バイキングスは後半に入って手痛いミスを連発した。QBカーク・カズンズ(31)がエースWRアダム・シーレン(29)へのパスを49ersのコーナーバック(CB)、リチャード・シャーマン(31)にインターセプトされ、パント・リターナーのマーカス・シェレルス(32)はファンブル。この2つのプレーがいずれも失点につながりリズムをつかめなかった。

 カズンズは今季パス・ディフェンスでリーグ1位となっていた49ersの守備陣の圧力を受け続け、172ヤードを獲得したものの6度のサックを浴びて苦闘。ファースト・ダウンの更新回数はわずか7回(第3Q終了時点では4回)で、セインツ戦のような安定したパスさばきは見られなかった。

 なお49ersは12日(日本時間13日)に行われるパッカーズ対シーホークスの覇者とNFC決勝(19日)で顔を合わせる。

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2020年1月12日のニュース