春高バレー 男子は東山が初優勝、駿台学園にストレート圧勝 高橋藍主将「最高で最強」

[ 2020年1月12日 15:42 ]

バレーボール全日本高校選手権(春高)最終日 ( 2020年1月12日    東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ )

<春高バレー・男子>決勝戦で最後の1点を自らのスパイクで決め、ガッツポーズをする東山・高橋
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 男子決勝が行われ、東山(京都)が駿台学園(東京)を3―0(25―13、25―20、25―15)のストレートで下し、初優勝を決めた。

 圧倒的な試合運びだった。東山のエースで主将の高橋藍(らん、3年)が攻守の要として活躍。最高到達点の3メートル43から繰り出される強烈なスパイクと、隙のない守備で相手を苦しめた。さらにセッターの中島健斗(3年)の鮮やかなトス回しも冴え、駿台学園を終始寄せ付けなかった。高橋は「初めてのオレンジコートで力が入ったけど、東山のバレーが展開できた。最高で最強のチーム」と笑顔がはじけた。

 前回覇者の洛南を京都府予選で制し、つかみ取った6年ぶりの春高で初優勝。中学生のときに見た京都府予選で、兄がいた東山が洛南に敗れ「洛南を倒したい」という気持ちから東山の門を叩いた高橋。それでも1、2年生では涙をのんできた。「いままで悔しい思いをしてきた。京都を制したら全国を制す、と言われるけど洛南がいたからここまで来られたと思う」と振り返る。

 来春からは日体大に進学。「夢は五輪に出ること。大学でもしっかりしたバレーをして、プロでも世界でも通用するようになりたい」。東山の大エースは、さらに大きく羽ばたく。

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2020年1月12日のニュース