報徳学園 2点差で涙 国学院栃木に惜敗 FB山田、独走トライも…「力不足だった」

[ 2019年12月30日 14:05 ]

第99回全国高校ラグビー 2回戦   国学院栃木14―12報徳学園 ( 2019年12月30日    花園ラグビー場 )

<報徳学園・国学院栃木>前半、トライを決める報徳学園・山田(撮影・坂田 高浩)
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 1回戦で史上最多の162点を挙げた報徳学園が、シード校を相手に2点差で泣いた。

 「大勝した影響はなかった。ウチのラグビーに徹することで戦ったが、相手が強かった」と西條裕朗監督は、あと一歩届かなかった試合を振り返った。

 前半10分に先制されたが、14分には相手のノックオンボールをCTB竹ノ内が拾い、キックでそのまま持ち込み、タックルを引きずりながらトライ。キックも決まり同点。

 27分には自陣10メートルで相手モールのボールを奪い、左に展開。FB山田主将が60メートル独走トライで勝ち越した。しかし、前半ロスタイムで相手に同点トライを許し、キックでリードを許した。後半は両軍無得点。2点差は埋まらなかった。

 山田主将は「自分たちのやるべきラグビーをしたけど、相手が上。それが点差に表れた」と分析。後半も再三ゴール前に攻め込みながら、反則でチャンスを生かすことは出来なかった。「初戦で大勝したけど、Bシードを倒すことだけに集中していた。力不足だったということです」。慶大進学が決まっている山田は「きょうまで花園に集中していた。これから新しい目標を見つけて成長したい」と敗戦を糧にする決意だった。

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2019年12月30日のニュース