石見智翠館 日川を圧倒も雨でミスを重ね…指揮官「すっきりしない試合」

[ 2019年12月30日 13:18 ]

全国高校ラグビー2回戦   石見智翠館27―0日川 ( 2019年12月30日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<石見智翠館・日川>日川に得点を許さず、ノーサイドとなり喜ぶ石見智翠館フィフティーン(撮影・坂田 高浩)
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 石見智翠館(島根)が日川(山梨)を前後半ともに圧倒し3回戦進出を決めた。

 前半2分、ゴールポスト右のラックからSH高島大輝(2年)のパスを受けたSO久富連太郎(3年)が抜け出し右中間に先制のトライ。「外にスペースがあったが自分で行った方が確実に取れると思った」と初戦に続く先制トライにうなずいた。

 強い雨が降りしきる中での試合で、ボールがうまく手につかず敵陣で試合を進めながらミスを重ね、その後はトライを奪えず。そんな中で同20分に相手ボールを奪うとSH高島、WTB松本壮馬(2年)とわたり2人飛ばしのパスを受けたWTB原田光貴(2年)が50メートル6秒2の快足を飛ばして相手DFを振り切り、欲しかったトライを奪った。「(松本が)パスを通してくれたので何とかしたかった。絶対にトライを取れる自信があった」と原田は胸を張った。

 試合終了直前は自陣ゴール前まで攻め込まれたが、相手に最後まで得点を許さなかった。安藤哲治監督(46)は「天気のようにすっきりしない試合だった(笑い)。キックを使ってというゲームプランだったが、前半はうまく伝わっていなかった。ただ、最後も取られず2試合連続で0点に抑えられたのは大きな自信にできるかと」と及第点を与えた。

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2019年12月30日のニュース