御所実 79―0で圧勝 異色経歴の19歳・島田が絶妙キックでトライ演出

[ 2019年12月30日 13:45 ]

第99回全国高校ラグビー 2回戦   御所実79―0朝明 ( 2019年12月30日    花園ラグビー場 )

<高校ラグビー 御所実・朝明>後半13分、モールで押し込みトライする御所実・登根(左下)(撮影・平嶋 理子)
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 Aシードの御所実が朝明に得点を許さず圧倒。3年ぶりの花園での白星を挙げ好発進を決めた。

 プロップの島田彪雅(3年)は前半10分、22メートル右中間ラックからボールを受けると、絶妙なキックでWTB須股草太(2年)のトライを演出するなど活躍した。

 関西の強豪校に入学したが、1年生の1月に雰囲気になじめず退学し、御所実に入学し直した異色の経歴の持ち主で、年齢は19歳。当初、御所実に入学するつもりも、ラグビーを続けるつもりもなかったが、母の佐倉賀奈子さんに「ラグビーを辞めてほしくない。学校が嫌なら、またやめたらいい」と言われ、竹田寛行監督(59)の支えもあって3年間楽しくラグビーをすることができた。

 「日本一になることが母と竹田先生への恩返し。どこが来ても問題ないように準備してきた」。快勝にも気を緩めることなく頂点だけを見据えた。

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2019年12月30日のニュース