日本航空石川、城東下し3回戦へ 青柿が50メートルを独走トライ「よっしゃあ」

[ 2019年12月30日 11:58 ]

第99回全国高校ラグビー第3日・2回戦   日本航空石川39―0城東 ( 2019年12月30日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<日本航空石川・城東>前半、タックルをかわし独走、そのままトライを決めた日本航空石川・青柿(撮影・成瀬 徹)
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 雨の中、Bシードの日本航空石川(石川)が城東(徳島)を地力で抑え込み、2大会ぶり4度目の3回戦進出を果たした。

 前回大会はBシード校に推されながら初戦(2回戦)で国学院栃木(栃木)に12―28で敗れた。2大会連続の屈辱だけは味わいたくないという重圧から前半20分までに3度、マイボールのラインアウトでミスを犯すなど思うようなラグビーを展開できなかったが、同21分、FB伊東佑也(3年)がインゴールにゴロで蹴り込んだボールをCTB大村亮介(3年)が押さえ込んで先制トライを奪うとそこからは日本航空石川ペース。1メートル88、108キロの巨体を誇るトンガ出身のNo・8パトリク・ヴァカタ(2年)を中心に5トライを追加した。

 前半23分に50メートルを独走してチーム2個目のトライを挙げたフランカー青柿研児(3年)は「自分も足は速いほうだと思いますし、ステップも得意。あの場面はハンドオフで相手を倒して“よっしゃあ”って感じでした」と笑顔。コンゴ人の父と日本人の母を持つ名古屋育ちの青柿は50メートルを5秒9で駆け抜ける快足フォワードでもある。高校卒業後は航空機の部品メーカーへの就職が決まっている。この花園がラグビー人生の総決算となる。

 次戦は史上9校目の大会連覇を目指す同じBシードの大阪桐蔭(大阪第1)と対戦する。

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2019年12月30日のニュース