データで見る八村の第14戦 過酷な“旅路”への始まり 移動距離は8367キロ

[ 2019年11月25日 11:37 ]

キングス戦に先発したウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズは24日に地元ワシントンDCでキングスと対戦したが、26日にはナゲッツ、27日にはサンズといずれも敵地で対戦。新人の八村塁(21)にとっては「4日間で3試合」というタフなスケジュールの初日がこの日のキングス戦だった。

 しかもこれから始まるのは29日のレイカーズ、12月1日のクリッパーズを含めた西海岸遠征の4連戦。開幕シリーズでもテキサス州ダラス→オクラホマ州オクラホマシティー→テキサス州サンアントニオというロードゲームを4日間で3試合こなしているが、今回はワシントンDCからコロラド州デンバー→アリゾナ州フェニックス→カリフォルニア州ロサンゼルスと、移動距離は往復で8367キロ(航空距離)に達することになる。これは開幕ロード3連戦(5117キロ)より3250キロも長い距離。日本列島は東西も南北も3000~3500キロほどで、端から端へ往復しても、八村が経験するわずか1週間ほどの移動に及ばない。

 北米4大スポーツの中でNBAは東西両地区の「オーバー・カンファレンス」の試合の比率が高いために、ウィザーズだけでなく各チームとも密度の高い日程というもうひとつの“敵”と戦わなくてはならない。さらにその中にあってもウィザーズの日程は非常にきつい。なぜなら「4日間で3試合」は計12回あり、これはNBA全30チームの中で最多(最少はレイカーズの6回)。「2日連続の試合」はそれを1回上回る13回(リーグ2位タイ)で、「中2日」の休養が取れるのは下から3番目に少ない8回(最多はレイカーズで19回)しかないのだ。

 NBAは2017年、それまで認められていた「7日間で5試合」というスケジュールの密度を緩和。それでも「4日間で3試合」は許容限度で、ここまでリーグ最少の14試合しか消化していないウィザーズにとってはここからが“胸突き八丁”の登り坂となる。

 キングス戦では勝っておきたかったと思う。なぜならデンバーで顔を合わせる次戦の相手、ナゲッツを含め、レイカーズもクリッパーズも今季の優勝候補。レブロン・ジェームズ(34)のいるレイカーズに比べ、日程的にウィザーズは「優遇」されているとは言えないだけに、西海岸の人気チームにぜひともひと泡吹かせてほしいと思うのだが、ある意味、この遠征をどう乗り切るのかでウィザーズの背番号8のチームにおける新たな方向性がわかってくるのではないだろうか?(高柳 昌弥)

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