ウィザーズのホーム開幕戦は記録ラッシュ 1点差試合の合計得点は史上最多

[ 2019年10月31日 16:12 ]

46得点をマークしたウィザーズのビール(AP)
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 30日にワシントンDCで行われたウィザーズ対ロケッツ戦は、ロ軍が159―158で競り勝ったが、両軍合計得点(317)は1点差のゲームとしてはNBA史上最多記録となった。従来の記録は1984年3月16日にオレゴン州ポートランドで行われたブルズ対トレイルブレイザーズ戦の311点で、この試合は第4延長にもつれこんだ末にブルズが156―155で勝っていた。

 スポーツ専門局のESPNによれば、両軍の得点がともに150点を超えたのは過去25シーズンで3回目。159点はロケッツのチーム新記録で、158点はウィザーズにとってチーム2位の記録だった。

 第4Qまでに終わった試合の敗者としてこれまで最多得点をマークしていたのは1990年11月2日のナゲッツ(対ウォリアーズ)の158点。この日のウィザーズにはその珍しい記録に並んだ。

 フィールドゴール(FG)の成功本数に3点シュートの成功本数の半分を足して、FG試投数で割ってはじきだされる「FG効果率」で、ウィザーズはこの日・736を記録。これは24秒のショットクロックが導入された1954年シーズン以降の敗者としては史上最高の数値となった。八村がここまで決めていなかった3点シュートを3本すべて成功させたこともあって、敗者とは思えぬ驚きのデータが各部門ではじき出されていた。
 
 一方、ロケッツのジェームズ・ハーデン(30)はFGを32本中18本(うち3点シュートは14本中6本)、フリースローは18本中17本成功させて59得点。自己記録(61得点が2回)には届かなかったが、これで5季連続(史上2位)で50得点以上(通算19回目)をマークした。

 ロケッツのラッセル・ウエストブルック(30)は17得点、10リバウンド、12アシストでトリプルダブルを達成し、ウィザーズのブラドリー・ビール(26)は46得点。1試合で異なる3人の選手が55得点以上、45得点以上、そしてトリプルダブルを達成したのは、1961年12月8日のレイカーズ対ウォリアーズ戦で、レ軍のジェリー・ウエスト(32得点、11リバウンド、10アシスト)、エルジン・ベイラー(63得点)、ウ軍のウィルト・チェンバレン(78得点)の3人が絡んだ一例があるのみ。この時はレイカーズが141―147で勝った試合だった。

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