三ケ島かな 手先使わず距離感操る体の回転、“日本の申ジエ”

[ 2019年10月28日 09:00 ]

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日 ( 2019年10月27日    兵庫県 マスターズGC=6510ヤード、パー72 )

1番、セカンドショットを放つ三カ島かな(撮影・平嶋 理子)
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 【全英女王渋野のコーチ「青木の翔言」この選手ここがスゴい(5)】連載の最終回は三ケ島かなさんです。渋野と同じ組で回った最終日のプレーを見て改めて大きな可能性を感じました。三ケ島さんは“日本の申(シン)ジエ”になり得る選手です。

 手先を使わずに体の回転で球を操る三ケ島さんは縦の距離感が抜群で、ライン出しもうまい。ドライビングディスタンス74位の数字を見ても分かるように常にセカンドオナーですが、ウッドでもユーティリティーでもきっちりランまで計算してチャンスゾーンを狙い撃ちしてくる。飛距離のアドバンテージのある選手にすれば、2番手も3番手もクラブの違う選手が自分より内に付けてくるわけですから大変な重圧です。

 その三ケ島さんもまだ優勝がありません。勝負どころでピンを狙ったショットがオーバーするケースが多いようです。でもそれは気持ちが強い証拠。渋野もそうですが、いかなきゃいけない時に突っ込んでいける選手は強い。それがミスになっても悪いことじゃない。それを分かった上でマネジメントすればいい話です。あとは優勝争いしながら自分自身を知っていくことです。

 私は選手が失敗しないよう先回りしてレールを敷くことはしません。本人が経験して初めて分かることを先に教えてしまうとその過程にたくさんある学びの芽を摘んでしまうからです。三ケ島さんはまだ、きれいなゴルフをしようとしてるかな。たくさん失敗していいし、たくさん苦しんでいい。それを乗り越えた時、彼女はもの凄く強い選手になれます。(プロコーチ)=終わり=

 ◆三ケ島かな(みかしま・かな)1996年(平8)7月13日生まれ、福岡県出身の23歳。プロテスト合格は渋野と同じ18年。2度目の挑戦だったが、TPD単年登録だった17年に賞金ランク41位で初めて賞金シードを獲得した。17年アース・モンダミンなど2位が2度、3位は5度。最も初優勝に近い若手の一人。1メートル64、51キロ。
 

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