イングランド、16年ぶり優勝王手!ニュージーランドは07年大会以来のW杯黒星

[ 2019年10月26日 19:01 ]

ラグビーW杯準決勝   イングランド19―7ニュージーランド ( 2019年10月26日    横浜・日産スタジアム )

<イングランド・ ニュージーランド>前半 先制トライを決めるイングランド・ツイランギ(中央下)(撮影・久冨木 修) 
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 日本代表前ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHC(59)が率いるイングランドがニュージーランドを19―7で破り、2003年大会以来、16年ぶり2度目の世界一に王手を掛けた。ニュージーランドは2007年大会準々決勝以来のW杯での敗戦で、3連覇の可能性が潰えた。

 試合は前半開始わずか1分36秒、イングランドが連続攻撃で前進すると、ゴール前のラックからCTBツイランギが持ち出して先制トライ。試合の主導権を握った。その後は硬い防御でニュージーランドにチャンスらしいチャンスを与えずに、前半終了間際にはSOフォードのPGで加点し、10―0で折り返した。

 後半5分にはSHヤングスが一度はトライをしたかに思われたが、TMO(ビデオ判定)により取り消しに。13―0で迎えた同16分には、自陣ゴール前でのマイボールラインアウトのミスで1トライを返され、6点差に迫られた。それでも“スーパー・マロ”ことロックのイトジェが再三相手攻撃時の密集でボールに絡み、ペナルティーを引き出すファインプレーを連発。後半22分、29分とフォードが落ち着いてPGを決め、ラグビーの母国が王国を力でねじ伏せた。

 準決勝のもう1試合、ウェールズ―南アフリカ戦はあす27日に、決勝は11月2日に、いずれも日産スタジアムで行われる。

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