失意のNZメディア 敗戦は「この世の終わり」「大会中、唯一の貧弱な試合」

[ 2019年10月26日 21:23 ]

ラグビーW杯準決勝   イングランド19―7ニュージーランド ( 2019年10月26日    日産スタジアム )

<イングランド・ニュージーランド>イングランドに敗れ肩を落とすニュージーランド代表(撮影・西尾 大助)
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 ラグビー・ワールドカップ(W杯)で前人未到の3連覇を狙ったニュージーランドが26日、準決勝でイングランドに敗れたことについて、ニュージーランドのメディアは「この世の終わり」などと落胆と失意をもって伝えた。

 ニュージーランド・ヘラルド紙(電子版)は「この世の終わり! オールブラックス(ニュージーランド代表)が驚くべきイングランドに気絶させられる」との見出しで試合結果を速報した。

 漆黒のジャージーに身を包むオールブラックスはW杯史上最多となる3回の優勝経験を持ち、長く世界ランキングの1位に君臨。国民からは常勝を当然視され、今大会でも優勝候補の筆頭格とされていた。

 同紙は「横浜の輝かしい夜空の下、3連覇するというオールブラックスの夢は沈んだ」とする一方、イングランドのパフォーマンスを「圧倒的だった」とたたえた。さらに「ニュージーランドでは今後数週間、数カ月間、何が悪かったか非難がわき起こるだろう」と予測した。

 ニュースサイトのスタッフは「オールブラックスは試合のほぼ全てを通じて規律が悪く、打ちのめされた」とし、「大会中、唯一の貧弱な試合」と酷評。「ニュージーランドよ、涙をこらえてやじを鎮めよう」と呼び掛けた。(共同)

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2019年10月26日のニュース