競歩 鈴木 五輪は50キロ専念「取り合ってもデメリット」

[ 2019年10月9日 05:30 ]

世界陸上から帰国した(左から)山西、鈴木、多田、白石、桐生
Photo By スポニチ

 陸上・世界選手権(ドーハ)の男子50キロ競歩で金メダルを獲得した鈴木雄介(31=富士通)が8日、都内で会見し、20年東京五輪も同種目に専念する意向を明かした。

 レース後は世界記録を持つ20キロでも代表を狙うとしていたが、山西利和(23=愛知製鋼)が20キロで金メダルを獲得したことで方向転換。「(20キロで)金メダルを2人が取り合っても日本のスポーツ界にはデメリットになると思った」と説明した。ただ、来年2月の日本選手権には出場予定で、山西と激突する。深夜号砲で高温多湿という過酷なドーハで日本選手が活躍したが、東京五輪は暑さに加えて直射日光も敵。鈴木、山西は「日差しを遮ってほしい」と訴えた。

 ≪桐生勝負の冬「走力上げる」≫アジア新記録で銅メダルを獲得した男子400メートルリレーの桐生、多田、白石は東京五輪本番へ走力アップを目標に掲げた。13年の世界選手権からリレーメンバー入りしている桐生は「バトンの技術は完成形」とした上で「この冬で個々の走力を上げて勝負していきたい」と強調。優勝した米国は世界歴代2位の37秒10で「それ以上じゃないと(金メダルは)獲れない」と記録更新を誓った。

続きを表示

2019年10月9日のニュース