リーチ主将の誕生日で結束 13日大一番へ ピッチ外でも「ONE TEAM」

[ 2019年10月9日 05:30 ]

ラグビーW杯1次リーグA組   日本ースコットランド ( 2019年10月13日    日産ス )

ウォーミングアップを行うリーチ主将(手前)ら日本代表(撮影・吉田 剛)
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 ピッチの外でもジャパンが結束した。7日の夜だった。選手、スタッフが6グループに分かれ、異なるテーマを議論し、全員の前で発表。企業で言う「グループワーク」に取り組んだ。

 評価ポイントは、絵心とストーリーの面白さ。優勝したフランカー、リーチ主将の班は、フッカー堀江とロックのムーアが描いた絵を使い、班のテーマ「サムライ」をうまくプレゼンしたという。

 「グローバル(国際的)」と、「ローカル(地方)」を掛け合わせた造語「グローカル」という活動。厳しいトレーニングを班で競うこともある。外国出身者が多いジョセフジャパンの象徴的な取り組みで、FWとバックス、出身国の垣根を取っ払い、さまざまなチームイベントに挑戦してきた。

 W杯開幕後も週に1回、グループ作業をしている。ただし、今回は特別な演出があった。

 各班のテーマは(1)リーダーシップ(2)ケーキ(3)サムライ(4)カフェ(5)フィジー(6)北海道。

 「共通するのは?」

 強化担当の太田コーチが問いかけた。

 正解したのは、フランカーのツイ。答えは、「リーチ」。

 カフェを営み、フィジー人の母を持ち、北海道の高校に留学した主将は、7日に31歳を迎えた。サプライズ的にケーキで祝福された。CTBラファエレは「素晴らしい。いいチームと思う」と誕生日を全員で祝福する文化に誇らしげ。場は大盛り上がり。初の8強へ、チームスローガン「ワンチーム」は不変だ。

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