白鵬“肩透かし”初日VS平幕北勝富士も動じず「頑張らないと。いつも通りにね」

[ 2019年9月7日 05:30 ]

8日初日 大相撲秋場所

ダンベルでトレーニングする白鵬
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 日本相撲協会は6日、大相撲秋場所(8日初日、両国国技館)の取組編成会議を開き、日本国籍取得後初めて本場所に臨む横綱・白鵬(34=宮城野部屋)は初日に東前頭筆頭の北勝富士、2日目に小結・阿炎と対戦することが決まった。この日で稽古を打ち上げ、日本人となって初めて賜杯を抱く準備は整った。

 “肩透かし”を食らっても第一人者は動じない。白鵬は初日に北勝富士との対戦が組まれた。横綱2人がともに出場すれば、初日は東横綱が西小結、西横綱が東小結と対戦するケースが多い。半ば慣例化しており、先月31日に横綱審議委員会による稽古総見で、白鵬は稽古相手に阿炎を指名して8勝1敗と圧倒するなど準備を進めた。この想定が崩れたものの「珍しい。何でだろうね」と少し首をかしげただけ。速い動きが特長の阿炎と馬力型の北勝富士ではタイプが異なるものの、対応力を示すつもりだ。

 今月1日に伊勢ケ浜一門の連合稽古に参加した際に右手小指を腫らし、関取衆と相撲を取る稽古が十分とは言えない。それでも筋力トレーニングなど稽古場以外でも熱心に汗をかき「体の(スピードを発揮する)軽さと(相手の圧力を受け止め、押し返す)重さがある感じ」と仕上がりに自信を持つ。

 日本国籍を取得して初めての本場所。「実感が湧いてきた。頑張らないといけない。いつも通りにね」。通算43度目、日本人となって初めての優勝へ。気負いはない。

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2019年9月7日のニュース