CTBラファエレ・ティモシー 情熱プレーで見せ場つくる

[ 2019年9月5日 05:30 ]

最強ジャパン 桜戦士31人(6)―2

ジョセフHCの最初の“チルドレン”であるラファエレ
Photo By スポニチ

 ジョセフジャパン初陣だった16年11月のアルゼンチン戦で初キャップ獲得。それまでスタンドオフ専従だったが、代表デビューと同時にセンターへコンバートされ、今や欠かせぬプレーヤーに成長した。適材適所とユーティリティー性を推奨するジョセフ・ヘッドコーチの最初の“チルドレン”がラファエレだ。

 サモアで生まれ、ニュージーランドで育った。少年時代のアイドルは、オールブラックスで一時代を築いたSOスペンサー。「つなぎ役」を求められる今の持ち場で憧れのようなプレーはご法度だが、代わりに左足で放つ正確無比なキックや、強烈なタックルで見せ場をつくる。7月のフィジー戦では、ドンピシャのタックルでノックオンを誘い、WTB松島のトライをアシスト。静かなたたずまいに熱いものを宿している。

 大都会と聞いていた山梨学院大に進学し、山々に囲まれた環境で成長した。好きな日本語は「きつい」。でも、チームのために骨身を惜しむことはない。

 ◆ラファエレ ティモシー 1991年8月19日サモア生まれ、ニュージーランド出身の28歳。山梨学院大、コカ・コーラを経て、今年から神戸製鋼に所属。17年10月に日本国籍を取得。代表17キャップ。1メートル86、98キロ。

続きを表示

2019年9月5日のニュース