八村「楽しみ、100%出したい」バスケW杯5日に米国戦

[ 2019年9月4日 22:39 ]

バスケットボール男子W杯第5日 ( 2019年9月4日    中国・北京ほか )

5日の米国戦へ気合を入れた八村
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 1次リーグE組で世界ランク48位の日本は、5日の同1位・米国戦に向けて会場の上海・東方体育中心で調整した。

 トルコ、チェコに連敗して1次リーグ突破は消滅したが、戦いは続く。米国はスーパースターの代表辞退が相次ぎ、3日のトルコ戦でも延長の末に勝利を収めたが、敗戦寸前に追い込まれた。まだ圧倒的なパフォーマンスを見せていない“準ドリームチーム”だが、日本にとって雲の上の存在。八村塁(21=ウィザーズ)は、「楽しみにしている一戦。世界でトップの国と戦えるのはなかなかないチャンス。どれだけできるか分からないけど、100%出したい」と気合を入れた。

 日本は過去の世界大会では、五輪で3度米国と対戦。56年メルボルンでは40―98、60年ローマで66―125、72年ミュンヘンで33―99といずれも大敗。八村も14年U―17世界選手権で両チーム最多の25得点を挙げながら、38―122という屈辱的なスコアで敗れたことがある。

 5年前も今大会も米国代表のジェーソン・テータム(セルティックス)は、左足首を捻挫して日本戦は欠場。「残念。楽しみにしていた相手だった」。再戦は叶わないが、八村にとっては日本だけでなく、自身の価値を示すためにも重要な一戦となる。

 米国は12人全員がNBA選手。「これからずっと戦っていく選手と戦う。日本人として、どれだけ米国人にバスケで対抗できるか。どれだけできるか、明日(5日)分かる」。10月23日開幕のシーズンに向け、八村がインパクトを残す。

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2019年9月4日のニュース