貴ノ富士 また暴行 弟弟子に腹立て頭部殴打 芝田山広報部長「繰り返し一番重い」

[ 2019年9月4日 05:30 ]

貴ノ富士
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 日本相撲協会は3日、西十両5枚目の貴ノ富士(22=千賀ノ浦部屋)が付け人の序二段力士に暴行を働いたことを公表した。師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)がこの日、東京都墨田区の同協会を訪れ、鏡山コンプライアンス部長(元関脇・多賀竜)に報告。弟子の謹慎を申し出て、八角理事長(元横綱・北勝海)が了承した。貴ノ富士は秋場所(8日初日)を休場する。今後はコンプライアンス委員会が調査し、処分を協議する。

 暴行が起きたのは先月31日。関係者によると、稽古後に貴ノ富士が序二段力士の態度に腹を立てて頭部を1発殴ったという。稽古場での厳しい指導も重なってか、2日朝になり若い衆3人の行方が分からなくなったため、不審に感じた師匠が確認をしたところ暴行が発覚。貴ノ富士も認めた。弟弟子の頭部に外傷はなく部屋には戻るという。

 貴ノ富士は2日の二所ノ関一門の連合稽古に参加。幕内上位力士と互角以上に渡り合うなど好調だったが、3日の連合稽古には姿を見せなかった。しこ名が貴公俊だった昨年春場所中(当時は貴乃花部屋に所属)にも支度部屋で付け人を殴打して途中休場。1場所出場停止処分を受けている。さらに兄弟子だった元幕内・貴ノ岩も昨年の冬巡業中に付け人を暴行して引退に追い込まれたが、その反省は生かされなかった。

 芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「2度も暴力を振るったのは遺憾。2回目だから、ここが一番重く受け止めないといけないところ」と指摘。協会の暴力問題の処分基準は関取の場合は出場停止1場所だが、さらに重い処分になる可能性がある。双子の弟の平幕・貴源治は「情けないですし兄弟として残念です。ファンの方に申し訳ない。どういう処分になるか分かりませんが、許されるならまだ一緒に相撲を続けたいです」と話した。

 ▽力士の暴力に対する処分基準 (1)横綱 引退勧告以上の厳しい懲戒処分。(2)関取 出場停止1場所が一応の基準で、内容、程度、情状、番付などが考慮される。(3)幕下以下 事案の内容、程度、情状、番付、年齢などにより、出場停止のほか、けん責、または懲戒に至らない注意処分などもある。

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