4年前の感涙否定?!プロップ稲垣「やるべきこと変わらない」

[ 2019年9月4日 21:50 ]

ラグビー リポビタンDチャレンジカップ2019   日本―南アフリカ ( 2019年9月6日    熊谷ラグビー場 )

<ラグビー日本代表練習>南アフリカ戦への決意を語る稲垣(撮影・吉田 剛)
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 日本代表は4日、W杯前の最後のテストマッチとなる南アフリカ戦に向けて東京都内で練習を行った。

 1番での先発が決まったプロップ稲垣啓太(29=パナソニック)は、練習後に宿舎ホテルで取材対応。15年W杯での勝利は「世紀の番狂わせ」と世界中で称賛され、それ以来の対戦となるが「あの試合は完結している。周りが南アということで、観客の雰囲気も違うでしょうが、やるべきことは変わらないというスタンス」と平常心で臨む考えを示した。

 8月中旬に行った網走での合宿では、セットプレーの練習に時間を割き、強化に手応えを得た。体格で勝る南アの得意分野でもあるが、「相手はペナルティーを取ってくるが、与えない、減らすことが大事。かと言ってペナルティーをしないスクラムでは受け身になる。スクラムもラインアウトもモールも、(マインド的に)攻め込むように取り組みたい」と話した。

 4年前は途中出場し、勝利の瞬間をピッチ上で迎えた。両膝を付き、全身を震わせて感涙する姿が国際映像で流れたが、「泣いたことないんですけどねえ」とやや恥ずかしそうに否定。4年間でプレーヤーとして成長し、“笑わない男”としても人気を博す不動の1番は「今日ですでに100%(の状態)になっているが、プラス1%加えられるように、ディテールを確認したい」と5日の前日練習まで最善の準備を尽くす考えを示した。

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2019年9月4日のニュース