ソフトボール代表に王氏から金言、五輪の重圧克服だ

[ 2019年7月25日 05:30 ]

あづま球場を視察した王氏(右から2人目)とソフトボール日本代表の宇津木監督(左から2人目)
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 ソフトボール女子日本代表が24日、プロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長(79)から金言を授けられた。東京五輪開幕1年前に開幕戦会場となる福島県営あづま球場を初視察。宇津木麗華ヘッドコーチ(56)は、新しい人工芝をチェックしながら王会長と交わした会話を明かした。

 「7回裏2死満塁、3ボール2ストライクで、ボールなら見逃すという練習をすれば、自信が付くと言われた。その場面は普通打ちたがる。そこで見逃せる練習をしたい」

 重要視するのは精神面。現メンバーを「お祭り好き」と評しているが、五輪の重圧の中となれば別。野球界のレジェンドの言葉を胸に、指揮官は「これからは試合のための訓練をやりたい」と話した。

 ≪開幕戦会場の福島県営あづま球場初視察≫宇津木監督とともに福島県営あづま球場を視察した王氏は「立派だね。凄く大きい。この球場ならば、みんな野球をやりたがると思う」と感想を語った。野球とソフトボールは五輪3大会ぶりの実施。24年パリ五輪からは除外され、28年ロサンゼルス以降に再び復帰を目指す。王氏は「(五輪から)外れて初めて、事の重大さが分かった。野球やソフトボールの楽しさを知ってもらえれば、競技人口も増えていくんじゃないか」と期待した。

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2019年7月25日のニュース