東京五輪 ずっしりと、光り輝くECOメダル“日本らしさ”お披露目

[ 2019年7月25日 05:30 ]

2020年東京五輪の(左から)銀、金、銅の各メダル。表(上)にはギリシャ神話の勝利の女神ニケが描かれ、裏は立体的にうずが巻いているような形状をしている
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 2020年東京五輪の開幕まで1年となった24日、大会組織委員会と東京都は都内で記念イベントを開き、大会で授与するメダルを披露した。立体的に光り輝くデザインで、重さは金が約556グラム、銀は約550グラムで、いずれも夏の大会では最も重い。材料は家電や携帯電話を回収し、必要な金属を全てリサイクルでまかなう。

 夏季五輪史上最重量のメダルだ。金が約556グラム、銀は約550グラムで、金銀銅すべて約500グラムだった前回リオ五輪を上回った。1964年の東京大会では金が90グラムで56年間で約6・2倍に増量された。直径は8・5センチで、過去2大会に並ぶ最大タイだ。

 各大会でデザインが異なる裏側は五輪マークと大会エンブレムの周りを立体的に渦が巻いており、光が当たると反射でどの角度からも輝いて見える。全ての曲面の角度が異なり、どこから見ても美しく輝くのが特徴だ。アスリートや支える人のエネルギーや多様性を表現した。

 デザインしたのは大阪市のデザイナー川西純市さん(51)。組織委が公募し、デザイン関係者や元アスリートらでつくる審査会が昨年7月に選んだ。金メダルは純銀に6グラム以上の金メッキを施し、銀は純銀製。450グラムの銅は亜鉛が混じった丹銅製。直径は近年の大会と同じ85ミリで、側面に競技名を英語で刻印する。

 表面は国際オリンピック委員会(IOC)の規定に沿って、第1回五輪を開催したアテネのパナシナイコ競技場を背にしたギリシャ神話の勝利の女神ニケが描かれた。イベントで除幕した川西さんは「メダルがアスリートの胸に輝くのを楽しみにしている」と話した。

 首にかけるリボンは再生ポリエステル製でエンブレムと同じ市松模様が入り、目の見えない人も触ればメダルの色が分かる突起物を施した。

 全国から不要になった家電や携帯電話を集め、必要な金属を全てリサイクルでまかなう。17年4月から今年3月までで、自治体によって携帯電話含む小型家電を約7万8985トン、NTTドコモにより携帯電話約621万台を回収した。メダルは既に鋳造に入っており、パラリンピックの分と合わせて約5000個用意する。

 ▽五輪メダルの規定 IOCはメダルについて、直径70ミリ~120ミリ、厚さ3ミリ~10ミリ、重さ500グラム~800グラムとサイズを定めている。形は原則として丸形。夏季大会のみ表面には勝利の女神ニケ像を入れる。

 【選手らも絶賛】
 ▼三宅宏実(重量挙げ女子48キロ級で2大会連続メダル)2大会のメダルがあるけど比べものにならないくらい色味が深くて奇麗です。
 ▼渡辺雄太(バスケットボール男子日本代表)僕はメダルを生で見るのが初めて。本当に光り輝いてオーラがある。実物を見ると、改めて掛けたくなった。
 ▼澤穂希さん(12年ロンドン五輪サッカー女子銀)デザインもそうですけど輝きも凄い。またこのメダルを目指して現役をやりたいな、と思うぐらい欲しいなと思った。ないですけど。
 ▼羽根田卓也(16年リオ五輪カヌー男子スラローム銅)見た第一印象がピカピカだな、と。これぞメダルというのにふさわしい輝き。光の輪と輝きがうまくグラデーションされていて凄くいいコンビネーションになっている。(特にどの色が気に入っている?と聞かれ)やっぱり真ん中がいいですね。

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