竜電 新小結に昇進 47年ぶり山梨県出身三役力士「今年の目標にしていたので、正直、うれしい」

[ 2019年6月24日 17:04 ]

新小結に昇進した竜電(左)と師匠の高田川親方(元関脇・安芸乃島)
Photo By スポニチ

 大相撲名古屋場所(7月7日初日、ドルフィンズアリーナ)の新番付が発表された24日、新小結に昇進した竜電(28=高田川部屋)が名古屋市内で会見した。高田川部屋からは、元関脇・安芸乃島の現師匠が2009年8月に継承してからは、初めての三役力士誕生。山梨県出身では1972年秋場所の富士桜以来、47年ぶりで戦後3人目となった。竜電は「(新三役は)今年の目標にしていたので、正直、うれしい」と喜んだ。

 もろ差しからの速攻、右上手を引いての粘り強い取り口に磨きがかかり、5月の夏場所は西前頭5枚目で10勝を挙げて技能賞を受賞した。18年初場所の新入幕からは着実に力をつけてきたが、そこまでは苦しい道のりだった。22歳での新十両だった12年九州場所で右股関節を骨折。翌場所は皆勤したものの、股関節の骨折は3度に及び、9場所連続休場などで序ノ口を5場所も経験した。関取経験者が序ノ口陥落後に新三役となったのは史上初めて。初土俵から所要79場所での昇進は史上10位のスロー記録となった。

 「我慢してやってこれたのは、親方、応援してくれた人のおかげ。心が折れかけたこともあったが、それを乗り越えて今がある」。ケガをしてからは「基礎の大切さ」を痛感し、稽古場では四股、すり足、てっぽうなどに多くの時間を割くようになった。それは今でも続けている。「ずっと稽古ができなかったので、できるようになってありがたみを感じた。稽古ができない方がつらい。どんどん稽古をやっていきたい」と現状には満足していない。名古屋場所に向けては「挑戦者の気持ちで前に出る相撲を取りたい」と意気込んだ。

 師匠の高田川親方は「とんでもない大ケガをして、2年ぐらい相撲が取れなかった。地獄を見てきて強い気持ちがある。ここが終着点じゃない。高見を目指してもらいたい」と期待した。

続きを表示

「NBA」特集記事

「羽生結弦」特集記事

2019年6月24日のニュース