バスケ界の発展が加速「ウィザーズ八村」誕生は“次世代の日本代表”にも刺激

[ 2019年6月24日 10:00 ]

日本初のNBA1巡目指名選手となったゴンザガ大の八村(AP)
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 【日本人初NBAドラフト入団 八村塁TIP OFF(下)】NBAドラフト会議でウィザーズから日本人初の1巡目指名(全体9位)を受けた八村の存在は、次世代を担う若手にも大きな刺激を与えている。今月13~23日に都内で実施された若手育成を目的とした日本代表候補合宿。招集された18人中7人が米国の高校や大学でプレーした経験があり、8人が外国人の親を持つ選手だった。

 15歳5カ月の男子日本代表候補の最年少記録を持つ田中力(17)は米国人の父と日本人の母を持つ。将来のNBA入りを目指して昨夏から米フロリダ州のIMGアカデミーに留学。渡米当初はチームメートの身体能力の高さに驚き、コート内で自分を表現できなかった。「地獄のような日々」と苦しむ中、親交のあった八村から「楽しむこと。我慢すること」と助言を受けた。精神的に強くなり、プレーも向上。「塁さんのアドバイスのおかげで、今はやっていける自信がある。憧れの先輩。少しでも近づきたい」と背中を追い掛けている。

 カナダ人の父と日本人の母を持つテーブス海(20=ノースカロライナ大学ウィルミントン校)は今季の全米大学ランキングのアシスト部門で堂々の2位(平均7・7本)。八村の1巡目指名に刺激を受け「自分の自信にもなる。本当に自分もやるしかないという気持ち。前まではNBAは一度も考えたことなかったけど、シーズンを通してNCAA(全米大学体育協会)のディビジョン1で活躍して新しい夢ができた。可能性があるなら夢はつかみにいくしかない」と力を込める。

 今夏には八村の中学時代の2学年先輩である馬場雄大(23=A東京)、比江島慎(28=栃木)がNBA入りを目指してマーベリックスのミニ合宿に参加。歴史的ドラフトを現地で視察した日本協会の東野智弥技術委員長(48)は「日本バスケ界の新しい章の始まり。八村の存在は間違いなく日本代表にもプラスの影響を与える」と目を細めた。「ウィザーズ八村」の誕生が、日本バスケットボール界の発展を加速させている。(木本 新也) =終わり=

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