比嘉3ボギーで1差3位後退 中だるみも「チャンスある」

[ 2019年6月3日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー全米女子オープン第3日 ( 2019年6月1日    サウスカロライナ州 CCチャールストン=6535ヤード、パー71 )

第3ラウンド、7番でティーショットを放つ比嘉
Photo By 共同

 第3ラウンドが行われ、首位で出た比嘉真美子(25=TOYO TIRES)は3バーディー、3ボギーの71で回り、通算6アンダーで3位に後退した。セリーヌ・ブティエ(25=フランス)と劉鈺(リュウギョク、23=中国)が通算7アンダーでトップ。68で回った鈴木愛(25=セールスフォース)が通算2アンダーで12位に浮上した。

 予期せぬ「敵」に何度も心を折られそうになったが、何とか耐えた。重圧のかかる最終組で、パープレーに踏みとどまった比嘉は「悪い位置じゃないと思う。ベストとはいかないかもしれないけど、合格点はあげられる」と振り返った。

 4番で10メートルほどの長いパットを沈め、続く5番でも5メートル超をカップへ。幸先よくバーディーを先行させたが、いいリズムを保てない。前の組までの進行が遅く、1打ごとに「日本にはない」ほどの待機を強いられてペースを乱した。「集中力が薄れていたかも。中だるみしてしまった」と7、10、12番でボギーを叩いたが、14番で6メートルのバーディーパットを決め流れを断ち切った。

 1打差を追う最終日へ「(約6時間のプレーは)勉強になった。過ごし方をもう少し楽しくできたらいいな」と表情は明るい。1977年に全米女子プロ選手権を制した樋口久子以来、日本女子2人目のメジャータイトルが手の届く位置にある。残りは18ホール。「自分のいいプレーをすればチャンスはある」と気合を入れた。

続きを表示

2019年6月3日のニュース