久保修平氏がラグビーW杯アシスタントレフェリーに選出 日本人5大会ぶり4人目の快挙

[ 2019年5月7日 22:25 ]

久保修平氏
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 国際統括団体ワールドラグビー(WR)は7日、9月20日開幕のW杯日本大会の審判団21人を発表し、久保修平氏(37)が7人のアシスタントレフェリー(AR)に初選出された。12人の主審選出は逃したものの、日本人の審判団入りは1999年大会のAR、岩下真一氏以来で5大会ぶり4人目。実力主義が高まった2003年大会以降では、初の快挙となった。

 本紙の取材に応じた久保氏は「光栄に思いますし、W杯の舞台に参加できることをうれしく思っています。ベストなのはレフェリー(主審)で出ることでしたが、ARという違った立場でもその舞台に立てるのは光栄ですし、準備をして、(選手の)ベストのパフォーマンスを引き出せるように、引き続き精進していきたいです」とコメントを寄せた。

 1981年6月生まれの久保氏は、福岡県大野城市出身。福岡・筑紫高からラグビーを始め、主にスクラムハーフでプレーした。川崎医療福祉大2年の時に審判を初めて務め、卒業後は教員と両立しながらスキルを高め、2014年にはプロレフェリーに転向した。2016年にはスーパーラグビーで日本人初の主審を務めるなど着実にステップアップし、今年2、3月の欧州6カ国対抗でもARを務めていた。

 今後はWRが1次リーグ各試合ごとの担当レフェリーを発表し、実際にARを務める試合が決まる。久保氏は「どのカードでもW杯は難しいと思います。どんなカードが来てもいいように準備をしたい。前回対戦や近年の対戦がどうだったかを含めて準備をしていきたいし、一緒に組むレフェリーといい連携が取れるようにしていきたい」と意欲を語った。

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2019年5月7日のニュース