バックスが18年ぶりの地区決勝進出に王手 敵地ボストンで快勝 アデトクンボ39得点

[ 2019年5月7日 11:53 ]

リバウンドをキープするバックスのアデトクンボ(AP)
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 リーグ最高勝率(・732=60勝22敗)を収めている東地区1位のバックスは6日、敵地ボストンで4位のセルティクスを113―101(前半49―47)で下して3勝1敗。地元ミルウォーキーでの第1戦は落としたが、その後は白星を3つ並べて18年ぶりの地区決勝進出に王手をかけた。

 今季のMVP候補、ヤニス・アデトクンボ(24)は34分の出場でフィールドゴール(FG)を22本中15本成功させて両軍最多の39得点と16リバウンドをマーク。勝負どころの第4Qでも1人で17得点と7リバウンドを稼いでチームを引っ張った。

 今季平均27・7得点(リーグ3位)をマークしたアデトクンボの30得点以上は今ポストシーズンでは3回目。バックスはジョージ・ヒル(33)が15得点、パット・コナートン(26)が9得点、10リバウンドを挙げるなど先発以外の選手も奮闘し、ベンチスコアでは32―7と大差をつけた。

 バックスは昨年の1回戦ではセルティクスに3勝4敗で敗れたが、ホーム・アドバンテージを握っている今季は初戦に負けたあと3連勝。今プレーオフでは通算7勝1敗で、ロードでは4戦全勝となった。

 セルティクスは第4Q中盤で13点のビハインドから一時5点差まで詰め寄ったが反撃もここまで。カイリー・アービング(27)が23得点、10アシスト、アル・ホーフォード(32)が20得点を記録したが、3点シュートの成功率はホームコートであるにもかかわらず22・0%と伸びず、反撃機ではオフェンスの“ツール”が限られたものになってしまった。

 NBAのプレーオフで1勝3敗となったケースは過去238回あるが、シリーズを逆転して制覇したのは11回のみ。セルティクスはV率4・6%という崖っ縁に追い込まれた。

 なおこのカードの第5戦は8日(日本時間9日)にバックスの地元ミルウォーキーで行われる。

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