バックス雪辱 セルティクスに快勝して1勝1敗 アデトクンボ29得点

[ 2019年5月1日 11:33 ]

テータムとホーフォードのマークをかいくぐってシュートに持ち込むバックスのアデトクンボ(AP)
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 NBA東地区のプレーオフは30日、ウィスコンシン州ミルウォーキーで準決勝シリーズの1試合を行い、地元で1位のバックスが123―102(前半59―55)で4位のセルティクスを下して1勝1敗。最悪のシナリオとなるホームでの連敗は免れた。

 バックスはヤニス・アデトクンボ(24)が31分の出場で29得点と10リバウンドをマークし、クリス・ミドルトン(27)はプレーオフ自己最多の7本の3点シュートを決めて(試投10本)28得点を記録。球宴出場の先発コンビが活躍して第3Q終了時点で25点差をつけた。

 アデトクンボは序盤、相手のマークがきついときにはインサイドからのキックアウトで味方のアウトサイドからのシュートにつなげるなど、強引な突進は控えめにして柔軟に対応。90―112で敗れた第1戦(22得点)とは違い、状況に応じたプレーを見せた。

 セルティクスは今プレーオフでは1回戦から6戦目で初黒星。前半こそ競り合ったが第3Qで18―39と失速した。前半13得点に抑えていたアデトクンボにこのクオーターだけで15得点を許し、第3Qの残り7分間でターンオーバーは6回。放ったシュートも11本中10本を失敗するなど、この時間帯での出来が勝敗を分けた。

 マーカス・モリス(29)がチーム最多の17得点をマークしたが、第1戦で26得点を挙げたカイリー・アービング(27)は29分で9得点どまり。チームのフィールドゴール成功率は第1戦の54・0%から39・5%にまでダウンした。

 バックスはレギュラーシーズンではセルティクスに対して2勝1敗だが、すべて4点差以内。プレーオフでの対戦は通算7回目でシリーズを制したのは1983年の東地区準決勝(4戦全勝)の1回のみで、今季は2度目の勝利がかかったシリーズとなっている。

 東地区準決勝シリーズはトロントとミルウォーキーで2試合を終え、どちらも1勝1敗。1位バックスと2位ラプターズ(対3位76ers)の上位シードの2チームは、ともにホーム・アドバンテージを失って敵地での2試合を迎えることになった。なおバックス対セルティクスの第3戦と第4戦は場所をボストンに移して3日と6日に行われる。

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