白鵬 令和初の本場所へ「綱打ち」で気持ち新た「細く長く、人生そのもの」

[ 2019年5月1日 15:03 ]

令和最初の綱打ちを終え、真新しい綱を締めた白鵬(中央)と太刀持ちの炎鵬(左)と露払いの石浦
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 平成の大相撲史に多くの記録を刻んだ横綱・白鵬(34=宮城野部屋)が1日、令和初の本場所となる夏場所(12日初日、両国国技館)に向け、東京都墨田区の宮城野部屋で新しい綱を作る「綱打ち」に臨み、「(綱が)できましたね。これでやっと、新しい年がスタートしたと強く感じた。新しい綱は“ヨシッ”という感じになる」と気持ちを新たにした。

 前回の綱は「太くて腰を割るときに引っかかった」と邪魔になったため、今回は幾分、細く作られた。「細く長く。人生そのもの」と話し、いたずらっぽく笑った。綱の付け心地を確認した後は、弟弟子で新入幕の炎鵬(24)を太刀持ち、平幕・石浦(29)を露払いに従え、横綱土俵入りの動きも行った。初めて太刀持ちを務める炎鵬には、土俵から下りる際の回り方なども指導した。師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)や部屋の力士らとは「令和最初の記念に」と記念写真に収まった。

 元号が変わったこの日未明は起きており、前天皇陛下の「お言葉」は「子供たちに聞かせた」という。今後の相撲人生については「新しい意識の中で、平成で積み上げてきたものを思い出しながらやっていきたい。頑張りたい」とまだまだ第一人者として闘い続ける決意を示した。

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2019年5月1日のニュース