西地区最下位のサンズが首位ウォリアーズを撃破 同カード4年4カ月ぶり白星 ロケッツは8連勝

[ 2019年3月11日 13:47 ]

ジョンソンとハイタッチを交わすサンズのブッカー(AP)
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 NBAは10日に各地で9試合を行い、西地区全体最下位のサンズは敵地オークランドで同首位のウォリアーズを115―111(前半56―57)で下して16勝52敗。このカードの連敗を18でくい止め、2014年11月9日(〇107―95)以来、4年4カ月ぶりに白星をもぎ取った。

 デビン・ブッカー(22)が37得点、8リバウンド、11アシストと奮闘し、第4Q終盤では1人で連続13得点。サンズは1月から2月にかけて17連敗を喫していたが、ここ5戦では4勝目を挙げた。

 地区最下位チームに足元をすくわれたウォリアーズは45勝21敗。クレイ・トンプソン(29)が28得点、ステフィン・カリー(30)は18得点をマークしたが、3点シュートの成功は2人とも15本中4本と精度を欠き、第4Q残り23・7秒に同点を狙って放ったカリーのシュートもリングに嫌われた。

 ケビン・デュラント(30)は25得点を稼いだものの、第4Q5分すぎに右足首を痛めてロッカールームへ。土壇場でコートに立つことはできなかった。

 プレシーズン・ゲームでの来日が決まった西地区全体3位のロケッツは敵地ダラスでマーベリクスに94―93(前半58―54)で競り勝って41勝25敗。エリック・ゴードン(30)が5本の3点シュートなどで26得点をマークしてチームは8連勝を飾った。

 ジェームズ・ハーデン(29)はファウルトラブルに見舞われながらも20得点。最後の場面ではクリス・ポール(33)が、逆転を狙って放ったマーベリクスの新人ガード、ジャーレン・ブランソン(22)のジャンプシュートをブロックして勝利を収めた。

 マーベリクスは27勝39敗。新人ルカ・ドンチッチ(20)が19得点と自己最多の15リバウンドを記録したが、ここ11戦で10敗目を喫し、西地区全体で13位から14位に順位を下げた。

 ロケッツとともに10月に来日する東地区全体2位のラプターズは、敵地マイアミで同8位のヒートを125―104(前半68―54)で退けて48勝19敗。首位バックスがスパーズに敗れたために、ゲーム差は「2」となり、そのバックスに続いてプレーオフ進出が確定した。

 カワイ・レナード(27)は休養で欠場したが、カイル・ラウリー(32)が24得点、パスカル・シアカム(24)が20得点をマーク。8人が2ケタ得点を挙げて逃げ切った。

 ラプターズはチーム記録に並ぶ21本の3点シュートを成功。これで今季に3点シュートのチーム記録(タイを含む)を樹立したのはラプターズが21チーム目となった。

 ヒートは31勝35敗。先発に回っているセンターのバム・アデバイヨ(21)が21得点、ベンチから出たドウェイン・ウェイド(37)が15得点をマークしたものの、チームの連勝は4で止まった。

 <その他の結果>

*ピストンズ(34勝31敗)131―108ブルズ(19勝49敗)

*76ers(42勝25敗)106―89ペイサーズ(42勝25敗)

*ホークス(23勝45敗)128―116ペリカンズ(30勝39敗)

*グリズリーズ(28勝40敗)105―97マジック(31勝37敗)

*ティンバーウルブス(32勝35敗)103―92ニックス(13勝54敗)

*スパーズ(38勝29敗)121―114バックス(50勝17敗)

 *はホームチーム

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