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比嘉「夢」かなえた地元V 藍以来沖縄勢15年ぶり「私が引っ張っていきたい」

[ 2019年3月11日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース最終日 ( 2019年3月10日    沖縄県 琉球GC(6514ヤード、パー72) )

優勝トロフィーを手に笑顔で自撮りする比嘉(撮影・沢田 明徳)
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 2位に7打差の首位から出た比嘉真美子(25=TOYO TIRES)が、ダブルボギー2つを叩きながらも通算5アンダーで逃げ切り、昨年4月のKKT杯バンテリン・レディース以来のツアー5勝目を挙げた。沖縄勢としては2004年の宮里藍以来15年ぶり、日本勢では13年の森田理香子以来6年ぶりの優勝。68で回ったホステスプロの新垣比菜(20=ダイキン工業)ら3人が3打差の2位に入った。

 ウイニングパットを沈めて5勝目が決まった瞬間、比嘉の目がうっすらと潤んだ。小学生の時にボランティアを務め、練習場で不動裕理らトップ選手に震える手で球を渡しながら「いつかこういう格好いいプロゴルファーになりたい」と憧れた大会。その夢が現実となり「この大会で優勝するのが夢だった。頑張り続ければ、いいことがあるんだと感じた」と感慨深げに話した。

 ヒヤヒヤの逃げ切りだった。2位に7打差をつけてスタート。3番で3メートルを沈めて10アンダーとするも、7番で1・5メートルのパーパットを外してリズムを崩した。8、13番のダブルボギーなど16番を終えて4アンダーまでスコアを落とし、2位とはわずか2打差に。「優勝したい思いが強く体が動かなかった。苦しかった」と比嘉の表情はこわばり、母・彰子さん(61)も「人が変わったように見えた」と心配するほどだった。

 比嘉に笑顔が戻ったのは17番。「ティーショットもセカンドもパットも完璧だった」。2メートルのバーディーパットを決め右手で軽くガッツポーズをつくった。沖縄勢の優勝は実に15年ぶり。「地元の大会は私が引っ張っていきたいと思っていた。内容は悪かったが、とにかく勝ちたかった」と吐露した。

 昨年6月に大相撲の幕内・勢と婚約して以来、初勝利。だが、今季の目標は「メジャーを含む3勝」。その先には20年東京五輪も見据える。現在、世界ランクは日本人3番目の47位。開幕戦の優勝で2番目の鈴木愛(31位)との差も縮まった。「チャンスがあるなら、夢で終わらず自分のものにしたい」。新たな夢を追い求め、比嘉が最高のスタートを切った。

 《力もらった! 勢は初日白星》大相撲春場所初日、比嘉の婚約者の勢は松鳳山を一方的に攻めて押し出して「いい相撲でした」と自画自賛。最愛の人の優勝についても「2年間交際して、調子が悪い時からずっと見てきた」と目を細めた。「僕も、もっと頑張らないと」と力をもらっていた。

 《勝者のクラブ》▼1W=ピンG410プラス(ロフト角9度、シャフトの長さ45インチ、硬さS)▼3W=ピンG410LST(14.5度)5W=ピンG410(17.5度)▼4UT=ピンG410ハイブリット(22度)▼5〜9I、PW=ピンi210▼ウエッジ=ピングライドフォージド(52、56、60度)▼パター=ピンヴォルト2.0クレイジー▼ボール=タイトリスト プロV1

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