斎藤、復帰戦V「自信が持てた」

[ 2019年3月10日 05:30 ]

スピードスケート・ショートトラックのジャパントロフィー選手権に出場、男子1500メートルで優勝した斎藤(手前)
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 昨年2月の平昌五輪でのドーピング検査で陽性反応を示したスピードスケート・ショートトラック男子の斎藤慧(23=神奈川大SC)が9日、ジャパントロフィー選手権(広島・ひろしんビッグウェーブ)で競技会に復帰し、最初の種目の男子1500メートルで優勝、続く500メートルでは3位に入った。17年12月の全日本選手権以来の実戦に「本当に戻ってこられて良かった。力が通じると自信が持てた」とホッとした様子。22年北京五輪に向け「メダルを期待される選手になりたい。ただ強いだけでなく、一緒に喜んでもらえる選手になりたい」と語った。

 斎藤は五輪の選手村で受けた抜き打ち検査で、利尿作用がある禁止物質「アセタゾラミド」に陽性反応を示し、暫定資格停止処分を受けた。今年1月、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の仲裁手続きで、資格停止期間を伴わない異例の「けん責」処分になっていた。

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