日本人トップの岩出、自己記録を46秒更新「すごくうれしいです」

[ 2019年3月10日 17:42 ]

名古屋ウィメンズマラソン ( 2019年3月10日    名古屋市・ナゴヤドーム発着 )

名古屋ウィメンズマラソンでスタートする福士加代子(9)、前田彩里(10)、岩出玲亜(11)、上原美幸(12)ら
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 昨年4位の岩出玲亜(24=アンダーアーマー)が驚異的な追い上げを見せて日本人トップの5位に食い込んだ。25キロすぎから歯を食いしばるような厳しい表情を浮かべた。30キロでレースが動いた時に置いていかれた。足は残っていないように思われたが、そこから立て直して41キロ付近で福士をとらえた。

 最後の2・195キロの7分24秒は、優勝したヘラリア・ジョハネス(38=ナミビア)の7分13秒に次ぐ好タイムだった。2時間24分38秒だった自己記録を一気に46秒更新し、2時間23秒52秒でゴールした。

 「念願の日本人1位で、自己ベストまで付いてきて、今はすごくうれしいです」

 9月15日の東京五輪選考レース「マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)」の権利は既に持っていた。目標はタイムだった。「23分台をずっと出したいと思っていて出なかった。今回は意識しすぎなかったことが良かった」。整った顔立ちの24歳。一皮むけたところをアピールした。

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