比嘉 独走7差 婚約者の勢とアベック地元V目指す「お互いそう感じているんじゃないかな」

[ 2019年3月10日 05:30 ]

女子ゴルフツアー ダイキン・オーキッド・レディース ( 2019年3月9日    沖縄県 琉球GC(6514ヤード、パー72) )

4番、バーディーを奪いキャディーとグータッチする比嘉(撮影・沢田 明徳)
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 首位から出た比嘉真美子(25=TOYO TIRES)が強風と雨の中、3バーディー、2ボギーの71にまとめ、通算9アンダーで2位に7打差をつけ、開幕戦Vに王手をかけた。4日制では史上5番目の大差をつけ、10日に初日を迎える婚約中の大相撲の幕内・勢(本名・東口翔太、32)に昨年4月以来のツアー5勝目を届ける。畑岡奈紗(20=森ビル)は通算1オーバーで9位に浮上した。

 前日のイーグルに続き、この日も最後に見せ場をつくった。18番。グリーン右手前のバンカーから、比嘉は第3打をピン横30センチにぴたりと寄せた。沸くギャラリーの前で、難なくパットを沈めてバーディー締め。アンダーパーで回ったのは71の比嘉と山内のみ。2日連続のベストスコアに「赤字(アンダー)で回れたので、100点に近いと思う」と満足そうに振り返った。

 時々雨脚が強まり、最大瞬間風速が18・7メートルに達するなど大荒れの一日。地元出身の比嘉でも「これほどの風は少ない。過酷だった」とスコアメークに苦しんだ。風に負けないために、風を味方につけることを徹底した。左ラフから放った12番の第2打。右からの強い風が吹き付ける中で「うまく風に流れて、いいポジションにつけられた」とグリーン右奥3メートルに運び、この日2個目のバーディーに結びつけた。イン9ホールは全て1パットで切り抜けるなど、難しいグリーンもしのぎきった。

 10日は婚約中の幕内・勢が春場所初日を迎える。勢は大阪出身で、ともに今回は「ご当所場所」となったが「応援してくれる地元の方のパワーを自分の力に変えてこそ、一流のプレーヤーだと思う。お互いそう感じているんじゃないかな」と比嘉は話す。

 88年のツアー制度施行後、3日目で2位に7差以上は過去に6回あるが、いずれも逃げ切っている。再びの雨予報とあって怖いのは「水入り」による中断で勢いが止まること。順調なら勢の取組の前に勝負が決まる。「私にできるのは(勢に)いいニュースを届けることしかない。一生懸命プレーして結果としてそうなれば」。集中した先に力水ともなる5度目の美酒が待っている。

 《山内風と共に ベスト(71)で9位》予選をぎりぎりの41位で通過した山内が悪条件にも負けず5バーディー、4ボギーの71をマーク。比嘉と並ぶベストスコアで9位に浮上した。ドローとフェードを使い分けるのが得意で「それを生かせられたのが良かった。昔は嫌いだったが、最近は風が好きになった」と笑顔だ。昨年のツアーは4試合に出場し、すべて予選落ち。初の上位進出のチャンスに「今日みたいに頭を使って、風と仲良くできたら」と意欲を見せた。

 《奈紗9位も10差》畑岡の猛チャージはならなかった。前半は7番のチップインバーディーなど1アンダーで折り返すも、15番で3パットのダブルボギー。順位は上げたものの、「15番だけがもったいなかった。その流れで18番もバーディーを取れなかった」と悔しそうに話した。首位の比嘉とは10打差。逆転Vは厳しくなったが「伸ばすしかないので、前半から攻めていきたい」と自らに言い聞かせた。

 ▼2位原江里菜 17番で長いのが入った。イーブンで回りたかったが、終盤はつらかったです。(17番で14メートルを沈め、この日初のバーディー)

 ▼2位小祝さくら すべてが駄目でしたね。特にショットとパット。1日あるので切り替えたい。(1バーディー、5ボギーの76と崩れる)

 ◆失格理由 第2ラウンド失格した浜田についての発表の訂正があり、失格理由が「誤球」から「誤所からのプレーの重大な違反」に改められた。浜田は11番で第2打をラフに入れ、規定の3分を超えた捜索で見つけた球をプレー。この球をドロップして続行していたことが新たに分かり、その場所がルール違反との判断に変わった。

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