レイカーズのロンドが古巣セルティクス戦で自身初のブザービーター ジェームズはトリプルダブルを達成

[ 2019年2月8日 16:53 ]

初のブザービーターを決めたレイカーズのロンド(AP)
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 NBAは7日に各地で6試合を行い、レイカーズは敵地ボストンでセルティクスを129―128(前半57―66)で振り切って28勝27敗。デビュー年の2006年から9季セルティクスに在籍したガードのライジョン・ロンド(32)が、ジャンプシュートによるブザービーターを決めて劇的な“逆転サヨナラ勝ち”を収めた。

 レイカーズは残り11・5秒にセルティクスのカイリ―・アービング(26)にレイアップを決められて1点を追う展開となったが、タイムアウトがなかったために戦術を確認することなく自陣ベースライン付近からロンドのスローインでプレーを再開。レブロン・ジェームズ(34)がマーカス・モリス(29)に密着されていたために、ブランドン・イングラム(21)がボールを運んだ。

 そしてイングラムは右サイドを突破し、リングを通過したあと右手によるリバース・フックでショットを放ったが、これをセルティクスのセンター、アル・ホーフォード(32)がブロック。ボールはこのあとレイカーズのタイソン・チャンドラー(36)とセルティクスのモリスに接触してルーズボールとなった。

 そのボールの行き先に偶然?待ち構えていたのがロンド。立っていたフリースローレーンの左付近からジャンプシュートを放つと、きれいなループを描いてブザービーターとなった。

 「ずっとこんな場面での練習はしていたんだ。でもここで決まるとは思わなかった」と、17得点、7リバウンド、10アシストをマークしたロンドはかつてのホーム「TDガーデン」で決めた劇的な一発に興奮気味。本来、他の選手を生かすパサーであるため、NBA歴13シーズンながら、ブザービーターどころか第4Qと延長の残り10秒以内の決勝シュートを決めたことなどなかったが、この日は脇役ではなく立派な主役となった。

 一方、左脚付け根の故障から復帰3戦目となったレブロン・ジェームズ(34)は38分の出場で3点シュートを10本中5本成功させ、28得点、12リバウンド、12アシストを稼いで今季4回目のトリプルダブルを達成。敵地ボストンで個人記録3部門に2ケタの数字を残したレイカーズの選手は、エルジン・ベイラー、マジック・ジョンソンに次いで史上3人目となった。

 セルティクスは35勝20敗。ジェイソン・テータム(20)が22得点と10リバウンド、アービングが24得点と8アシストをマークして勝機をつかんでいたが、最後は不運なボールの流れとロンドの一発に泣いて連勝は5でストップした。

 なおサンダーのラッセル・ウエストブルック(30)もグリズリーズ戦で15得点、13リバウンド、15アシストをマークし、今季21回目(通算125回目)で8試合連続のトリプルダブルを達成。ウィルト・チェンバレン(元ウォリアーズほか)が保持しているトリプルダブル連続記録(9試合)にあと1試合と迫った。

 トレード期限日となったこの日にグリズリーズからセンターのマーク・ガソル(34)を獲得した東地区全体2位のラプターズは、最大17点差をつけられながらもホークスに逆転勝ち。3連勝を飾って同首位バックス(40勝13敗)に続いて40勝目(16敗)に到達している。

 <その他の結果>

*サンダー(35勝19敗)117―95グリズリーズ(22勝34敗)

*ペイサーズ(36勝19敗)116―92クリッパーズ(30勝26敗)

*マジック(23勝32敗)122―112ティンバーウルブス(25勝29敗)

ラプターズ(40勝16敗)119―101*ホークス(18勝36敗)

*トレイルブレイザーズ(33勝21敗)127―118スパーズ(32勝25敗)

 *はホームチーム

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