元貴乃花親方「今度は内助の功、表に出ない人がいいかな」再婚願望チラリ

[ 2019年2月8日 11:23 ]

元貴乃花親方×河内家菊水丸対談(上)

河内家菊水丸(左)とのスペシャル対談に臨んだ元貴乃花親方の花田光司氏。紙相撲で対決する一コマも(撮影・北條 貴史)
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 大相撲の元貴乃花親方の花田光司氏(46)と本紙レジャー面連載「珍宝堂」でおなじみ、伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(55)による対談が2月7日、大阪市内で実現した。昨年10月に離婚した元親方は再婚願望を表明。「上手には生きられない」としながらも現役、親方時代に次ぐ“第三の人生”への意欲を語った。孤高の大横綱の今、そして元弟子への思いなどをきょうとあすの2回、紹介する。【構成・仁木 弘一、筒崎 嘉一】

 菊水丸 ふくよかになりましたね?

――――退職前、協会へは地獄に行くような感じでした――――

 元貴乃花親方 前に着ていた洋服のサイズが合わなくなりました。退職前、協会へは地獄に行くような感じでした。一番やせていたのが80キロ。現役時代の最高が165キロ。今は95キロくらいです。

 菊水丸 スケジュール管理は自分でやってるんですか?

 元親方 スマホのアプリで自分でやってます。必死です。銀行も自分で行きます。帳簿なんて元嫁に任せっきりで見たこともなかった。

 菊水丸 退職後の生活サイクルは変わりましたか?

 元親方 最近友人が誘ってくれるので食事に行くなど、楽しい時間を過ごさせてもらっています。

 菊水丸 夜も?

 元親方 今まで背負ってたものがあったのか、友人から「顔が変わったね」と言われる。知った仲間と知った店しか行きませんが。上手には生きられません。上手に生きてたら横綱にもなれてません。

 菊水丸 退職して生活は変わりましたか?

 元親方 ネット配信のドラマや映画を見てます。韓国映画、ドラマは昔の日本の古き良き昭和の薫りがします。泣けますね。

 菊水丸 親方、泣くんですか?

――――テレビを見ていて泣くこともあります――――

 元親方 テレビで一生懸命頑張ってる人の姿を見るだけで「ヨシ、頑張れよ」と。サッカー日本代表が点を入れただけでも泣いちゃいます。元弟子たちは想像だにしないはず。元貴ノ岩が三段目優勝(2009年九州場所)したときも館内の端っこで見ていて、他人に見せられる顔じゃないと思って車の中で泣きました。苦労が花咲きました。

 菊水丸 卒婚されて?

 元親方 元嫁には本当に苦労をかけたので、元気でいてほしいと思います。卒婚しても子供たちが変わることはない。親は親です。卒婚しても、将来もしかしたら一緒に住むこともあるかもしれない。今までと違うのはまず自分の幸せを考える。そうすれば周りも幸せになれるかもしれない。マラソンにも折り返し地点がある。走り続けたら息絶えちゃう。

 菊水丸 ケンカ別れではないと?

 元親方 結婚23年ですが、現役時代は地方場所などもあって半分家にいなかった。15年間相撲部屋をやらせてもらって、自宅は相撲と関係のないところでというルールでやってきた。元嫁は「それでいいのかしら?」って感じでしたがそれは俺が決めたことですから。親方時代の晩年は気持ち的にもグダグダで稽古の指導、稽古場にも下りられない日が増えてきました。弟子には常日頃、親方がいなくてもいるようにやるんだよと言ってきたが。

 菊水丸 限界だったんですね?今は肩の荷が下りて、再婚願望はどうですか。

 元親方 生活の基盤、方向性を決めてからですが、娘2人が心配してくれる。今度は内助の功で支えてくれる人。表に出ない人がいいかな。友人からも「ずっと一人者でいたら娘さん、心配で嫁にも行けなくなるよ」と言われる。そうだなあと思います。元嫁からすれば、どうにもならない旦那だった。なぜ誰にも相談しないで突っ走るんだろうと思ったはずです。異端児の貴乃花の奥さんになると、子どももつらかったと思う。

 菊水丸 親方、46歳ですか?

 元親方 私の人生は15年周期で大きなことが起きる。15歳で入門。30歳で引退。45歳で第二の引退。だとすると、60歳では何が起きてるんだろうと思います。

 菊水丸 早かったですか?今日まで?

 元親方 年々早く感じるようになってますね。

 菊水丸 去年1年は?

――――去年一年は長かった。内容が濃すぎて――――

 元親方 う〜ん、長かったですねえ。内容が濃すぎて。

 菊水丸 もう協会員ではないからどんどん発信できることもありますね? 

 元親方 中にいるとしがらみありますから。

 菊水丸 先代(父の故大関貴ノ花)を思い出します?

 元親方 毎日仏壇に手を合わせているんですけど。心配していると思うし、会いたいなあと思う。退職するときも誰にも相談できなかったですけど、おやじが生きてくれていたら相談しただろうな。好きなようにしろという気がするし、弟子はどうするんだ?と言うかもしれない。気持ちが弱って眠るとおやじが夢に出てくることがあります。

 菊水丸 それだけ大きな存在?

 元親方 おやじがいなかったら今の自分はいませんから。

 <今も多忙な毎日> ○…元貴乃花親方は東奔西走の日々を過ごしている。2日に名古屋での「貴乃花応援会」のパーティーに出席。3日には京都の宇治の龍神総宮社での豆まきに参加し、京都で2泊。一時、東京に戻り、この日朝に新幹線で大阪入りして、後援者と会食後に河内家菊水丸との対談に臨んだ。3時間超、思いの丈を話し、新幹線に飛び乗って東京に戻った。

 <元貴乃花親方の退職以降> ▼18年9月25日 日本相撲協会に退職届を提出し、都内で会見。内閣府に提出した弟子貴ノ岩に対する元日馬富士の暴力に関する告発状の内容を事実無根と認めるよう、協会から有形、無形の“圧力”があったと主張。協会は言い分を否定し、届け出を不受理。

 ▼同10月1日 協会臨時理事会で退職と所属力士らの千賀ノ浦部屋への移籍を承認し、貴乃花部屋が消滅。

 ▼同10月25日 夫人の河野景子さんと離婚届を提出。

 ▼同10月30日 貴ノ岩が元日馬富士に慰謝料など損害賠償を求めた民事訴訟を自ら取り下げ。

 ▼同11月25日 貴景勝が九州場所千秋楽で2敗を守り、初優勝。

 ▼同12月4日 貴ノ岩が巡業先の宿舎で付け人に暴行。7日に日本相撲協会に引退する意思を伝え、承認される。

 ▼19年1月16日 初場所で初日から3連敗の稀勢の里が引退を表明。

 ▼同2月2日 貴ノ岩が断髪式。元日馬富士も出席。

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