日本 中国下しデ杯本戦進出、ダニエル最終戦制し決めた

[ 2019年2月3日 05:30 ]

男子テニス国別対抗戦デビスカップ本戦進出決定戦最終日   日本3―2中国 ( 2019年2月2日    中国・広州 )

デ杯本戦進出決定戦最終日 シングルスで李哲に勝利したダニエル太郎
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 日本は最終試合のシングルスでダニエル太郎(エイブル)が勝ち、通算3勝2敗で本戦進出を決めた。前日1勝1敗で迎えたダブルスでマクラクラン勉、内山靖崇(北日本物産)組が公茂キン、張択組に7―5、5―7、4―6で敗れ、シングルスで世界66位の西岡良仁(ミキハウス)が309位の呉易ヘイを6―2、6―0で下した。

 日本が底力を見せた。最初にダブルスを落とし、1勝2敗と追い込まれたが、崖っ縁から西岡とダニエルのシングルスで2連勝。錦織を欠く中、ツアー優勝経験がある布陣で大接戦を制し、岩渕監督は「層の厚さでは強豪国に負けないくらいのものがある」と誇った。

 前日敗れた23歳の西岡が嫌な流れを食い止めた。ミスを連発する相手から5度もブレークし、わずか52分で快勝。26歳のダニエルは西岡を破った李哲を相手に最終セットまでもつれ込んだが「テニスの経験は僕の方がある。もうガッツだけ」と脚にけいれんがあった中で踏ん張った。

 苦しみながらも本戦が行われるマドリードへの切符をつかんだ。世界の上位18カ国で争われる大舞台に向けダニエルは「本当に楽しみ」と声を弾ませた。

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2019年2月3日のニュース