元稀勢の里不在…白鵬 4人での豆まきに寂しさ「これが人生」

[ 2019年2月3日 15:49 ]

成田山節分会に参加した白鵬 (撮影・西川祐介)
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 1月の大相撲初場所を途中休場した横綱・白鵬(33=宮城野部屋)が3日、千葉県成田市の成田山新勝寺で行われた節分会に参加した。昨年までは元横綱・稀勢の里の荒磯親方の姿もあったが、初場所で現役を引退したため不参加。小結・御嶽海(出羽海部屋)、平幕の隠岐の海(八角部屋)、遠藤(追手風部屋)と4人での豆まきとなり、「いつもは5人。1人足りない。それは稀勢の里関」と寂しそうな表情を浮かべた。自分より年下の横綱の引退に違和感を覚えつつ、「時は流れていくから。これが人生ということだね」と語った。

 初場所は初日から10連勝を飾ったが、11日目から約3年ぶりの3連敗を喫し、14日目に「右膝血腫、左足関節炎で今後約1週間の加療を要する見込み」との診断書を提出して途中休場した。ケガの状態について「多少熱があるという感じ。(血腫は)だんだん下に下がってきて、色は消えつつある。最後は足首まで入って治まった」と説明。階段の上り下りでは慎重に歩を進めていたが、順調に回復に向かっている様子だ。

 2日は同じモンゴル出身の元幕内・貴ノ岩の断髪式に参加。9日のNHK福祉大相撲、10日の大相撲トーナメントにも参加する予定だ。昨年10月に右膝の手術を受けて11月の九州場所を全休したが、12月の冬巡業から復帰して1月の初場所の出場に間に合わせた。今回も「協会とか相撲に関わるものをどんどんやっていきたい」と公式行事にフル参加し、春場所(3月10日初日、エディオンアリーナ大阪)に向けて調整していく考えだ。

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