体操塚原夫妻が一時職務停止…理事会の判断が出るまで

[ 2018年9月11日 05:30 ]

 体操の宮川紗江(19)が塚原千恵子女子強化本部長(71)と塚原光男副会長(70)からパワハラを受けたと告発した問題で、日本協会は10日、都内で臨時理事会を開き、第三者委員会の調査結果が提出され、理事会の判断が出るまで塚原夫妻を一時職務停止にすると決めた。塚原女子強化本部長は世界選手権(10月25日開幕、ドーハ)で指揮を執らない。

 第三者委員会は世界選手権までに調査報告書をまとめることは困難だと判断。山本宜史専務理事(54)は「調査が長引くことになったので今回は緊急の対策を取った」と説明した。複数の現場のコーチからも現体制で臨むことに否定的な声も上がっていたという。具志堅幸司副会長(61)は「大きな騒ぎになって、現場はスムーズにいくのかどうか。今の状況では耐えがたいのではないか。妥当な判断だと思う」と語った。世界選手権の指導体制は今後協議する。

 また、宮川の代理人弁護士は協会に対して第三者委員会の人選に問題があるとしてメンバーの一新を求める文書を提出したが、協会はメンバーの再検討は行わないとした。

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2018年9月11日のニュース