豪紙掲載のセリーナの風刺画 人種差別的と非難集中「不快だ」

[ 2018年9月11日 10:25 ]

主審に激しく抗議するセリーナ・ウィリアムズ (AP)
Photo By AP

 オーストラリアのヘラルド・サン紙が10日に掲載したセリーナ・ウィリアムズの風刺画が、人種差別的だとしてソーシャルメディア上で非難を浴びている。

 ウィリアムズは8日に行われた全米オープン女子シングルス決勝で大坂なおみに敗戦。この試合で主審の判定に激しく抗議して罰金を科されたが、同紙はその抗議する様を風刺し、コート上で子供のように地団駄を踏むウィリアムズを描いた。

 問題となったのは誇張された鼻と唇。大きな鼻と分厚い唇はアフリカ系の容姿を描く上でタブー視されているが、風刺画のウィリアムズはまさにそのタブー視された表現方法で描かれていた。

 この誇張されたウィリアムズを風刺画の作者が自身のツイッターに投稿すると、ソーシャルメディア上で瞬く間に拡散。あまりに露骨な人種差別的表現に「不快だ」と多くの批判が集まる結果となった。

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2018年9月11日のニュース