ジェッツが敵地でライオンズに31点差で圧勝 新人QBダーノルドが開幕戦で史上最年少デビュー

[ 2018年9月11日 11:36 ]

開幕戦でQBとしては史上最年少デビューを果たしたジェッツのダーノルド(AP)
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 NFLは10日、開幕週の残り2試合を行い、デトロイトでは昨季5勝11敗に終わったジェッツが48―17(前半17―10)で地元のライオンズを下して白星発進。ドラフト全体3番目に指名され、開幕戦の先発QBとしては史上最年少(21歳と97日)となったQBサム・ダーノルド(南カリフォルニア大出身)が21回中16回のパスを通して、198ヤード、2TDをマークしてデビュー戦を白星で飾った。

 ダーノルドは開始直後にRBバラール・パウエル(29)をターゲットにして投げたプロ最初のパスをライオンズのCBクアンドレイ・ディックス(25)にインターセプトされ、そのままリターンTDを奪われるという悪夢のような滑り出し。しかしその後は持ち直し、第2Qの13分9秒、WRロビー・アンダーソン(25)に41ヤードのパスを成功させ、これが記念すべきNFL初のTDパスとなった。

 ジェッツは第3Qの開始早々に同点とされたが、5分24秒にダーノルドがこの日2つ目となるTDパスをWRクインシー・エヌンワ(26)に通して勝ち越し。その後はLBダロン・リー(23)のインターセプトからのリターンTD、アンドレ・ロバーツ(30)のパント・リターンからのTD、そしてRBアイゼイア・クローウェル(25)の62ヤードを走破してのTDなどで一気に突き放し、このクオーターだけで31点を挙げてライオンズを圧倒した。守備力は最大の弱点でもあったが、74試合ぶりにディフェンスによる得点(リーのリターンTD)も記録。リーグ屈指のQBの1人、ライオンズのマシュー・スタッフォード(30)のパスを4回にわたってインタ―セプトするなど攻守両面で内容の濃い試合となった。

 戦前の予想で優位と見られていたライオンズにとっては屈辱的な開幕戦。ペイトリオッツの守備コーチからライオンズの指揮官となったマット・パトリシア新監督(43)は初陣を白星では飾れなかった。

 ジェッツの新人QBでデビュー戦で2TDを挙げたのはダーノルドが初めて。48点はロードで挙げた得点としてはチーム史上最多で、このカード(通算5勝5敗)でも最多得点となった。

 なお開幕戦に先発したQBの従来の最年少記録はドリュー・ブレッドソー(元ペイトリオッツ=1993年)が保持していた21歳と203日。この日ダーノルドが対戦したスタッフォードが21歳と218日(2009年)で2位だった。

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