高梨沙羅 北海道へ恩返しを!復興へ「自分から発信、行動したい」

[ 2018年9月11日 12:42 ]

夏の国際大会、グランプリジャンプ女子で個人総合7連覇を果たし成田空港に帰国した高梨
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 ノルディックスキーの夏の国際大会、グランプリ(GP)ジャンプ女子で個人総合7連覇を飾った高梨沙羅(21=クラレ)が11日、成田空港に帰国した。個人第5戦が行われたロシアに入ったときに北海道胆振(いぶり)東部地震を知ったと言い「募金活動など自分からも発信して、今まで支えてくれた恩返しをしたい」と復興の旗振り役を買って出た。

 選手間でも地震の話題で持ちきりだったといい「自分が被災したくらいのショックと恐怖心しかなかった。北海道の皆さんが1日でも速く安心した生活ができるように何かしたい」と複雑な胸の内を明かした。

 動揺もあったが、母親からの「試合に集中しなさい」というメッセージをもらったことで切り替えたといい「自分が出来ることは結果を残すこと」。ロシアでは個人3位となったが、1戦を残して個人総合7連覇という良いニュースを北海道へ届けた。

 今後は合宿などが組まれているため、すぐに北海道へ戻る予定はないというが、高梨の視線の先には常に大好きな北海道がある。「何が自分に出来るか、考えて行動したい」と言葉に力を込めた。

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2018年9月11日のニュース